ミニ盆栽で有名な中村是好さんは
晩年になってさかんに鉢の絵付けをしました
ボディーは、薩摩焼とこの鉢のように半磁器に白磁ものとの二種類が知られています
描かれているのは鳥が木に止まって木の実(柿)を食べようとしている図です
裏側には「この道やいく人なしに秋の暮れ」と俳句が書かれています
おそらく芭蕉の句でしょう
是好さんの署名もあります
使い時代も十分でサビのある鉢ですね
落款は本体を作った人のものです
「矩」という字です
辞書で調べると(さしがね・かねざし)と読むそうです
不思議なことにこの人物のことはほとんど知られていません
是好さんの口から聞いた覚えもありません
是好鉢の不思議とでもしておきましょう
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