2023年7月28日金曜日

百日紅文人木

ゆふばえに こぼるる花や さるすべり   草城


              
樹高25㎝



 七月の半ば頃よりポチポチ咲き始めて、長い夏の間咲き続ける百日紅。
 その名の由来は諸説ありますが、百日間も鮮やかに咲き続けるところ
 から来たのでしょう。

 やや紫がかった濃い花の色が印象的です。


 

2023年7月10日月曜日

ミニ水石

 我が家の客間のウインドウケースから出てきた瀬田川のミニ水石。おおよそ10年ほど前に、松戸市内にお住いだった愛好家さんのご遺族から譲って頂いたものです。

瀬田川石

間口9.5×奥行6.0×高さ6.2㎝


我が家に来てからは、床の間の脇のウインドケースの奥の方に鎮座していたのを覚えています。このところちよっとお目にかかっていなかったんです。

どうやらケースの奥のそのまた奥が指定席になっていたようです。



キメの細かい石肌の大人しい瀬田川石です。
しかし大人しいとは言えタップリと落ち着いた
感じなので、男性の愛好家好みに見えます。
ところがこの石は女流愛石家の持ち物だったのです。
読者の皆様はそのあたりをどうお感じになりますか?



後ろ姿


側面より



2023年7月3日月曜日

染付正方一対

染付正方一対

間口8.3×奥行き8.3×高さ6.3㎝ 
間口5.6×奥行き5.6×高さ4.3㎝

磁器 無落款 産地作者不明
無傷完品



以上あたりがこの染付鉢一対の情報です。



この先作者や産地名を求めていくとなると
使われている胎土や作風からいくしかありません。



胎土は磁器土が用いられていますね。
次に作風の特徴としては、ボデイの成型の際に流し込みの技法が用いられて
いることです。
このように多方面から検証して推理していきます。