大して広くもない我が家の庭ですが、もちろん盆栽や種木素材でいっぱいになっています。それらの植物はほとんど鉢や苗木の培養箱に入っていて、2メートルくらいの紅千鳥もみじ以外には庭に根をおろしたいわゆる庭木は一本もありません。
この紅千鳥は、今から10年ほど前に取り木の材料にと小さな若い苗を庭に植えたものです。
この数年でやっと頭に勢いがついて、その頭の部分に取り木をかける気になりました。
樹高35㎝で足元の直径が約3.0㎝くらいの株立樹形が取り木できました。
5月末の施術だったと思います。
環状には皮を剝かないで、部分的に水吸いを残したので発根がやや弱い感じですね。その分安全策を優先させたといえるでしょう。
水苔は来春に本植えと同時にきれいに取り除きます。今はどんな細いひ弱い根でも大事に扱います。
来春まで仮植えして養生する。
鉢穴から針金を通して固定するとどうじに、足元をビニール紐でしっかり結束しておく。