2017年3月1日水曜日

舞姫取り木素材の鉢上げ

そろそろ植替え、植え込みの季節がやってきました
今年やらねばならない大仕事は、昨年の春先と入梅前にやった舞姫取り木素材の植え込みです

自分ひとりであればこれほどに欲張らないのですが
助っ人の手があったたので、およそ200本も頑張ってしまったのです

さて、本格的な本日の解説に入る前に過去の参考になりそうな記事をリンクしました
併せてお読みください

2013/1/13

2012/04/25

2013/01/30

2013/01/30

2014/01/20


昨年の夏の終わりごろに親木から外されて仮植えされた舞姫素材
本格的な根さばきと植え込みを待っています


昨年の夏の終わりごろに取り木発根済のものを
親木から取り外して仮植えしておきました

もし親木から取り外さない場合、新しい根は
水苔にくるまれたまま越冬することになり、ちょっと可愛そうですね

また仮植でなく、その時点で根さばきを敢行して本植えまでやってしまう手もありますが
その場合は根を傷つけやすいのでごく丁寧な作業を心がけてください


仮植え後に成長した根が逞しく伸びています


やや乾かし気味にして作業すると良質の赤玉土はよくほぐれます


根の底に黒く見える部のが取り木施術の際に剥皮した幹の部分です
さらにその上部には施術時巻いた水苔の固まりがこびりついています


又枝切りかコブ切りハサミで底に残った根の元をえぐり取る


大切なポイントです、深めにえぐる感じでやります


やがて周囲の白っぽい部分(形成層)に肉が巻いて傷口がふさがります


こんな感じ

大丈夫、取り過ぎではありませんよ


水苔はできるだけ取り除きます
たくさん残すと過湿で根腐れの原因にもなりますから


入梅前に切り込めば赤点のあたりから新しい芽が期待できます
それらの芽を使って超ミニサイズ(4~5㎝クラス)の舞姫を作って行きます


この時点でこのくらい思い切って根を詰める
根の追い込みが浅いと将来小さな鉢に入りませんね(ここも重要なポイント)


機械類で使うガスケットが案外に便利な癒合剤になる
速乾性なのがいい


小さな傷口に便利だ


赤玉土で植え込む
根を固定するのに麻ヒモが便利(入梅前後には腐ってしまうので木を痛めない)


十文字ではぐらつくのでもう少していねいに固定する


水苔で表土を保護しやりましょう

0 件のコメント:

コメントを投稿