先日たまたまヤフオクを覗いていたら
ピカッと光を放つ感じの長寿梅の超ミニが目に入りました
サイズは樹高4.5㎝で足元の幹径が4.0㎝、そして横幅が5.0㎝とあり
さらに培養歴は13年間と書き添えられていました
いかがですか、みなさん!
画像を見る限りでは素晴らしい超ミニです
ビリビリと電波が走るように
見た瞬間に私の感性は刺激されました
しかし待てよ、いかに超ミニに適した樹種の長寿梅とはいえ僅かに4.5㎝の樹高ですよ
画像のようなかっこいい迫力のある姿、本当でしょうかねー?
ここに実物があればすぐにでも頭からバリバリと食べちゃいたいほど
盆栽屋.comの大好きなタイプなんですが・・・
実物はホンマニまともなんでしょうかね???
やにわに信じがたいなー!
失礼ながら、見れば見るほど画像と実物の間に
大きなギャップが存在するのではないかと疑い始めている私でした
教訓そのⅠ
画像は一応疑ってみる
(長寿梅1号性 樹高4.5×左右の幅5.0㎝ 足元の横幅約4.0㎝ 樹令13年)
ところでもう一つの大切なことは値段の方ですが
目に付けた時点では何と10,000円以下でした
こうやって安すぎるのも気持ちの悪いもので
何か大きな欠点でもあるような気がして落ち着かないものですね
そこで、落札までまだ数日の余裕があることだし
チェックリストに入れてじっくりと画像を観察することにしました
ヤフオクの場合、目を付けた獲物があっても慌てて入札する必要はありません
値段の推移から荷主の癖をじっくりと読み取ることも大切です
入札形式の競り(セリ)では、ものの良し悪しに加えて
出品者や入札者の性格(強気・弱気)が、かなりの割合で価格の決定に影響を及ぼすものです(笑)
教訓そのⅡ
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず
正面の拡大図
超ミニのもっとも魅力的な幹筋である、いわゆる竹のj子幹
幹筋に動きもありコケ順よし
枝ぶりも長寿梅らしく自然風で
作り過ぎていないのがいい
後姿
正面ほどには立ち上がりに力はありませんが
動きもあってこれくらいの力感があればよしとしましょう
という具合で、目を付けてから落札までの期間が数日あったので
何度も木筋を検証する機会もあり、これはいけるぞという思いは最後には確信となりました
教訓そのⅢ
短所のない樹はない
それより問題なのは、全体として伸びしろあるかないかだ
そんなこんなしているうちに落札の期限日がきて
気が付いたときには終了まであと数時間となっていました
(その時点での最高入札価格はまだ10.000円前後でした)
一方、私なりの腹積もりの最高限度額は3万円台の後半と決めてありましたから
セリ落としは楽勝のように思えましたが、何がおこるかわからないのが競りです
まず18.200円の金額を自動入札しておき
万が一競争相手がいてその上の金額まで縺れ込んだ場合は
3万円台のギリギリまでは戦うこと
さららにそれを超して4万円台に入ったら、潔く諦めて撤退すること
の二つの作戦を建てて終盤に臨みました
教訓そのⅣ
強いばかりが男じゃない
負けた場合は潔くそれを認めるのが男である
その結果、自動入札した18.200円の一歩手前の18.000円で私が落札に成功!
3万円台の後半まで覚悟していたのに半分以下の予算でゲットです(ニコニコ)
金額やお金の受け渡しも円滑にいきました
手元に届いた実物は画像よりもなお一層のオーラを発揮しています、バンザーイ!
出品者さん、ありがとー!!
こんどは私が大切に育てますからね
教訓そのⅤ
何時でも何処でも旧蔵者への感謝の気持ちを忘れない
ここまで育ててくれてありがとうー!!
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