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2012年1月12日木曜日

姫柿取木素材

今年はじめてのつれづれ草です

気がついてみたら、昨年の12月中のつれづれ草は皆無
新年早々怠慢の我が身を恥じてしきりに反省しているところです

今年「も」ではなく、「は」がんばりますので
お見捨てなく、どうぞよろしく


昨年の10月にPart199でご紹介した姫柿の取木素材
(過去に販売した商品です)

松戸市内の親しい愛好家・Mさんが、数年前に私のアドバイスに従って取木をかけたものです

ところが、アドバイスした方の私はすっかり記憶喪失(笑)
でも、忠実に実行した愛好家・Mさんはしっかり覚えていました

さて、譲ってもらった当初はこちら側を正面にして作り込むつもりでいたんですが
スクールのクロちゃんが、反対の正面もある、そう言うので結論は植替えまで待つことにしていました


クロちゃん推奨の正面

植替えと剪定の段階になったので、すべての葉を落としてみると
どうもクロちゃんの意見が正解のような気がしてきました

私は樹髙の短縮ばかりに拘りすぎていたようですね


まず土を全部落として根の具合を確かめます
八方から発根しており、素晴らしい根張り、これを見たから嬉しさ倍増


ここが一番の急所である台木から取り外した箇所を検証すると
1.5㎝ほどの台木の切り残しがありました


白線にしたがって切り残し部分を元までしっかり削り込みます
取木素材ではもっとも肝腎なことですから、決して手を抜いてはいけませんね


新しく見出したクロちゃん推奨の新正面です

図のように、各枝は先端に水揚げのための芽をいくつか残したままの荒切り状態にしておき
春になって芽が動き出す直前に、↓のように再び切り込み直します

その理由は、寒中よりも芽出し直前まで待って切り込んだ方が
不定芽が多く吹きやすいからです


再剪定の予定図

切り込み位置の高さは12.5㎝


骨格の予想図

こちらの正面の特徴としては、傷っけの少ないやわらかな幹模様
枝順のよさなどが上げられます


後ろ姿

みなさも姫柿の取木(環状剥皮)で、姫柿の素材をゲットしてください
このような素晴らしい模様木が短期間で手に入りますよ

それでは

2005年1月2日日曜日

愛好家放出品の真柏の正面は?

大晦日に「愛好家」より放出された約50点の小品盆栽のオショクはこの真柏
天然の「山採りもの」ではなく、人工的にジンやサバを作った「養成もの」ではありますが
激しく捻転した幹と、一と二の利き枝の力強さに魅力があり、全体の構図もよくまとまっています

糸魚川産の葉性(はしょう)の極イイものを挿し木して曲付けし
長年鉢で培養したもので、ジンやサバ味にもかなりの古色感が出ています

少々あばれ気味で葉がさが大きくなり過ぎています、摘み込み不足ですね
でも真柏は心配ご無用、針金による整姿と摘み込みで数年で小さくすることができます

ところで、新しく盆栽を手に入れたときには、まず現在の正面が適切であるかどうかを検討することが大切
正面の選定はその盆栽の観賞価値を決定する最大の要素となります


さて、現在の正面です

一と二の枝の張り出しはイイ感じですね
しかし、さらなる足元の迫力を求めて向かってやや左側面に見付けの位置をずらしてみますと


ご覧のように、立ち上がりの芸と迫力が一段と増したようです


その拡大図

枝のさばきも悪くありません
やや左方向から見るこの角度は正解に近い感じがします


次に、思い切って現在の木裏から眺めてみます、新しい正面の可能性はあるかな?
うーん、悪くなさそうですね

足元の芸と迫力、いけそうです!
ジンの動きも変化があってイイ感じ

葉に隠れているけれど、枝のさばきも悪くないし
幹全体の芸も変化と迫力あり


足元と幹の芸の拡大図

どうです、力があるでしょ!
それに足元から樹冠部にかけてのサバによる幹味も、こちらの方がイイように感じられますね

今すぐには決め付けないでおきますが
これで、現在の木裏を新正面とする可能性も大になりましたよ

このように、盆栽の正面を決めることは最大の楽しみであるとともに
その盆栽の観賞価値を決定する最大のポイントなのです

さあみなさん、ご自分の手持ちの盆栽の正面を改めて検証してみましょう
盆栽人はあくまで欲張りでなくてはなりません

一番魅力のあるところが正面になっていますか?

2004年3月13日土曜日

植え付け角度

植え付け角度や位置は盆栽にとって重要なポイント
盆栽を活かすも殺すも植え付け角度と位置しだい、といってもいいくらいです

この楓の懸崖も、この植え付け角度で大筋では正解なのでしょうが
さらにこの樹の長所を強調するには、と模索することが前進への第一歩です


根上りの芸と下垂した利き枝が見どころの楓
手に入れたときから、懸崖式の樹形をさらに強調したいと思っていました


予行演習で鉢を傾けてみます
鉢面よりも利き枝が下がった方が動きと変化が出るようです


実際の植替え後の図


右に傾けすぎたような印象ですね
私には、根上りの部分の勢いと張りが失われたような気がしますが
みなさんはどのように思いますか

2002年11月27日水曜日

千葉県盆栽名品展


酒井さんと最後まで小品盆栽部門のトップを争った箱飾りの一席です
箱のテンバは黒松
中段右は土佐水木
左は?
下段右は?
左は梅もどき
ハネダシは姫柿です

いかがですか?
全体のバランスもいいし、動きもあります


テンバの黒松です
一の枝にポイントがあって、なかなか迫力のある木です
鉢との調和も見事です

酒井さんはこの席と争ったのですから
初出品としてはお見事でした

追伸
この席にはとり立てて欠点は感じられませんが
欲をいえば、ハネダシの姫柿のところに
もう少しボリュームと動きのある木(懸崖もしくは半懸崖)を持ってくればよかったかと思います

席主はかなりのキャリアと思われます
はっきりいって、酒井さんの席よりも洗練はされていますね
しかし、箱の中の動きと変化に比べて、ハネダシがおとなしすぎました

2002年11月20日水曜日

向きを替える

盆栽の改作の一番簡単な方法は木の向きを替えて
新しい正面をさがすことです
簡単で最も重要なことです
新しい盆栽に接したベテランは、必ず新正面がないかどうかをさぐります


さて、けやきの葉も落ちて、枝がよく見えるようになりました
以前から新正面がありそうだと思っていたので、検討してみました

現在の正面では、枝分かれの部分が二又です
悪くはないけれど、できれば奥行きを感じるような枝分かれがほしいです

下はやや右側面から見た写真です


いかがですか?

けやきの箒作りらしく、枝分かれの部分に奥行きと変化が出ました

ちょっとの工夫です
ハサミを振りかざしてちょん切る前に
よ~く観察する習慣をつけてください

2002年11月15日金曜日

地元の展示会より


酒井さんの一席
この人も最近伸びてきましたね
やはり、飾りに挑戦し始めると目に見えて向上してくるものです
年齢のことはなるべくふれたくないんですが
酒井さんはかなり以前に定年を迎えたかたです
がんばってますよ!

飾り棚の中は上から姫柿、中段が姫りんご
下段は石付の草
ハネダシは黒松と草

さて、席についてですが
酒井さんの使っている丸窓型の飾り棚は、けっこう難しいんですね
また、ハネダシに大き目の木を配するのは良く見かけますが
これもけっこう難しい

ここでこの一席の修正のポイントを述べます

1 飾り台の上段中段とも、実ものを使っていますが
  中段に雑木(もみじや楓)の、やや小さめの柔らかいものを勧めます

2 下段の草は、もっと小さいのと取り替えたいです

3 ハネダシの黒松の卓台が高過ぎます
  普通の高さで充分です
  この高さだと、丸型の飾り台と調和がとれません

以上の3点を修正しただけで、調和と変化のある空間を生み出すことができます

おほめの言葉
姫柿を上段に持ってきたのは秀逸です
このやわらかさと風情を保ちつつ、斬新な飾りを目指したいですね
丸型の飾り台でよくここまでがんばりました

掲示板にご感想下さい
http://www.number7.jp/bbs/TM1844/

2002年11月14日木曜日

地元の展示会より


岩佐さんの一席

箱のテンバは黒松
中段は右は姫柿、左が楓
下段右は山つた、左がけやき
ハネダシはちりめん桂と草

岩佐さんは努力の人で、地味ながらジワジワと力をつけてきました
この5年ほどは小品盆栽に焦点を絞って精進しています

毎年飾るごとにレベルアップしていますね
もちろん中央の展示会にはまだまだですが
その人なりに、右肩上がりでレベルが向上してしているのを見るのは
とても嬉しいことです

少しずつでもいいんです
向上心さえ持ち続けていれば
気がついたときには、案外に高い山の頂に登っているかも知れません

2002年11月12日火曜日

地元の展示会より

私の地元の松戸市の盆栽愛好会の展示会風景です

会の名前は、日本盆栽協会松戸支部、と一応いかめしい
会長は真嶋さんという方で、私の30数年来の友人(先輩かな)です
温厚で積極的な人柄で、50人近い会員をリードしていく姿には頭が下がります

さて、秋の展示会より幾席かご紹介しましょう


一番バッターは、当HPの愛好家ご訪問でおなじみの井手司子さん
黒松と草
ハネダシは姫柿、添えには水溜り石を配しました
(写真暗いですね)
短冊をかけて雰囲気を出しています

(私が修正した箇所)は添えの水溜り石の位置でした
井手さんがご自分で飾った段階では、短冊と一直線上のもっと左にありました
私はその石を僅かに右にずらしました、それだけです

それにより席に奥行きと変化が生まれました
空間は数センチの動きで変化しましす
怖いようですね


黒松近景

2002年10月6日日曜日

盆栽向きの紫式部



飾りの勉強で使った紫式部
夏を過ぎて、やや薄紫色になってきました

最近人気の高まっている実物盆栽ですが
その品種にも、おおざっぱに分けて、その性質から3種類くらいはあるようです

一つは庭木などに仕立てられている在来種
葉や実もやや大きめです
伸びた小枝の先に実をつけるので、伸びのいいこの品種では
小さな盆栽には向きません

2二つは、一名小紫とよばれる品種で
この写真のミニがそうです
名前からわかるように、間延びしない性質なので小品盆栽に向いています
葉も実もやや小さい感じです

盆栽頒布コーナー
http://homepage2.nifty.com/miyamotoen/saisin-nyuka-6/top.htm
(2017年現在リンク切れしています)
に掲載の2点はこの種類です

三つ目は、在来の紫式部に似ていますが、間延びしない性質を持っています
したがって、小品にも中品にも向いており、比較的太りも早い種類です

盆栽頒布コーナー
http://homepage2.nifty.com/miyamotoen/saisin-nyuka-7/top.htm
(2017年現在リンク切れしています)
に掲載されている中品に近いものがこの品種です

このようなことは梅もどきなどにもいえます

実や葉が小さいものと、大きいもの
徒長しにくいものと、伸びすぎるもの
太りにくいものと、太りやすいもの

いずれにしても、盆栽向きの性質を備えたものがいいということです
これから盆栽を手に入れる場合
その木の持っている本来の性質まで考慮に入れることができれば
ベテランの域に一歩近づきます

2002年10月5日土曜日

もう一席


しつこく、もう一席です
今度は色づいてきた紫式部を加えてみました

席飾りでの盆栽と添え物の合計の数は、1点、2点の先はすべて奇数でいきます
この場合は3点ですね

さて、この一席を例にとりながら、勉強してみましょう

1 山もみじより紫式部の方が大きくておかしい、と思っている人、いますね
  写真の都合で、両者の間に空間をとりませんでした
  実際の飾りでは、飾り台と紫式部をもっと離してセットすれば解決します

2 紫式部にも添え物が欲しい、と思ってる人、いるでしょうね
  紫式部の右脇に、茅舎石くらいの大きさの草を添えると引き立ちますね
  でもそうすると、合計が4点になってしまいます(偶数)

3 さあどうしましょう?
  奇数にするのはあと1点追加すればいいんですが
  どのくらいの大きさの、何を、どこに配置するか?、が問題です、みんなで考えましょう
 

2002年10月4日金曜日

飾り棚・二席


盆栽の席飾りに挑戦するのに、まず覚えやすいところから入ります
このセットの盆栽飾り棚は、初心者にもとても使いやすいものです

本体は二段になっています
手前が脇板です(写真の加減で大きく見えますが、もっと小さい)


まず本体の使い方(脇板を使うと点数が増えて、いきなりでは難しい)

盆栽の向きにあわせて、左右どちらでも使えます
まず半懸崖の山もみじを置いてみます

左の空間に添えるものを考えます
大きさ
季節感
情景
などを考慮に入れます


茅舎石(くずやいし)を置いてみます
里の秋が表現できました、これで立派な一席です
(もう少し紅葉しているといいですね)


脇板の代わりに地板を使って、草ものを追加しました
3点になると、ぐ~んと奥行きが出ますね、これで一席

以上二席出来ました
簡単でしょ、あなたも挑戦してみましょう

反省点(あくまで厳しく)
草物にもっと秋を感じさせるものが欲しかった(ないので間に合わせ)
草物の地板がやや大き目です

おいおいに脇板の使い方も勉強していきます

2002年10月3日木曜日

飾りの変化

2002/10/03 


同じ盆栽と添え物でも、用いる道具によりかなり雰囲気が変化します

前日の一枚の長方形の紫檀の地板を使った飾りと
天然彫りのカリンの地板(じいた)を使った飾り
かなり雰囲気が違います

この飾りも、地板が独立していてやさしい感じですね


今度は、奇抜な飾りに挑戦してみましょう
高卓(こうしょく)に背の高い山もみじをのせてみました

なんと、それほどの違和感はありません
けっこういけてる!!

常識にとらわれずに、いろいろ試してみる価値がありました

2002年10月2日水曜日

秋の飾り 2

いい気になってもう一席
山もみじの自然樹形のミニ盆栽と茅舎石(くずやいし)とで
秋の山里の風景を演出してみましょう

ここでみなさんが間違えやすいのは、山もみじの(勝手)流れです
この山もみじは鉢の右側に植わっていて、しかも右の方に幹が傾いています

ですから、一見してつい右に添え物を置きがちです
でもよ~くこのもみじを観察してください
幹は斜めに右に向かっていますが、頭の方は左に向かってかぶさるようなかっこうをしていますね

この木の流れは左向きなんです
いまのままでは、山もみじが添え物の石にお尻を向けているように見えます


このように飾るのが正解です
もみじは幹の途中から左に向かって、家の方へと枝を伸ばしつつあります
これで山もみじと茅舎石(くずやいし)の創り出す空間に、安定感が生まれました

木の向きの勉強でした
(写真が暗くて惜しかったです)

2002年10月1日火曜日

秋の飾り 1


ハゼが紅葉し始めました、飾ってみましょう

1)まずは鉢だけで飾ります
  きれいですね、これだけでも眺められますね
  しかし我々は、盆栽人です
  これでは盆栽が裸足のような感じです


2)カリンの地板(じいた)を敷いてみました
  どうですか?
  かなりお洒落な感じになりましたね
  錦糸に輝く紅葉の風景が見えてきました


3)茅舎石(くずやいし)を添えてみたらどうでしよう
  これで一席になりました
  秋深い山村の集落にやってきたような情景が
  身近に再現されました
  
  添え物は石でなくともいいのですが
  盆栽界においては、ハゼは普通、草物の扱いになることが多いので
  添え物に草ではなく、石を使いました
   
  滝石(たきいし)でもいいですね
  山深き滝の周囲の景色が紅葉している図
  皆さんは旅行先などで一度は接しているはずですね
  

2002年9月25日水曜日

席の季節感

(日本盆栽協会東京支部展より)

みなさんはこのミニ盆栽の一席から季節がわかりますか?
盆栽の鉢の一つ一つを見ると
冬ではなさそうです
早春でもなさそうです

梅雨のころかな?
夏かな?
初秋かな?

くらいしかわからないと思います

盆栽の席飾りにおいて、季節感の表現はもっとも大切な要素の一つです
俳句と同じように「季語」が必要なんです

この席の「季語」は主木の右下にある2ツの木の実(なんの木の実だったかうっかり忘れました)です
(画像ではわかりにくいですね)
木の実イコール秋、それも中秋以後の季節でしょう

こうやって盆栽を飾るときには、季節感を大切にします
キーワードは「季語」です

特に常緑の松類などは季節がわかりにくいですね
そんなときでも、添え物や掛け軸などで季節感を表します

2002年9月24日火曜日

日本小品盆栽協会東京支部展 PART 2


赤松を主木にした一席
小さな盆栽にたっぷりと空間をとって、感じがいいですね


アオツヅラ
かわいいですね


ギョリュウ
添えの船形(ふながた)の鞍馬石が効いてます


一階の売店席
熱心に物色中のお客様
後姿でも、若い人や女性であることがわかります

帽子をかぶった店主は稲垣さん
最近知ったことですが、私より二歳年上で
しかも、足立区の同じ中学出身で私の兄の同期生でした

初対面(6ヶ月ほど前)でいきなり強烈に値切ったので、その後私の顔を見ると警戒気味でしたが
先日、若い人が運転してくれた同じ車で買出しに出かけて、一日一緒に過ごして以来
仲良しになれました

稲垣さんはとても温厚で、お人よしのおじさんです
その温厚なおじさんの盆栽を半値に値切ちゃった、ごめんね

でも、男の勝負って、厳しいーッもんだぜ!
(この項余談でした)

2002年9月21日土曜日

たまには反省


気に入って手に入れた山もみじの半懸崖のミニ
(樹高6cm×左右11cm)
それを手にとって眺めていると、可愛くてあきない
でも、気に入っただけではプロではない
厳しく自己批評することも、時には必要です

そんなわけで、天然彫りの卓台(しょくだい)を使い
ミニ茅舎石(くずやいし)を添えて飾ってみました
総合的な反省点を見出すには、飾ってみるのが一番の近道です

その結果を箇条書きにまとめました

1 植え付け位置が鉢の左端になっていて、不安定
2 古木をの迫力を受け止めるには、現在の手捻り鉢の存在感が弱すぎる
3 鉢の間口が大き過ぎる
4 鉢の色彩が四季を通じてもみじの色に映らない(白系統がいい)
5 木の植え付け角度も、もっと極端に懸崖にした方が個性が出そう

主にそんなところです
完成木なので、主に鉢との調和が目に付きます

盆栽は永遠に未完成の芸術といわれます
自己満足に陥らないで、たまには反省!

参考にして下さい

2002年8月27日火曜日

あなたはどっち?

1)

2)

山もみじの寄せ植えに草と水石を添えて飾ってみました
あなたはどっちがいい飾りだと思いますか?

また私はこの出題により、飾り方の基本を2つ勉強しようと意図しています
その2つの意図は?
それを次のうちから推理してください

A 添え物の季節感
B 寄せ植え(主)と添えのバランス
C 盆栽と卓台(しょくだい)のバランス
D 添え物と地板(じいた)のバランス
E 飾りの変化と調和

コメントお待ちしています!

2002年8月17日土曜日

地板について


盆栽を飾る場合の道具に地板(じいた)が使われます
この紅茅(べにちがや)の草物盆栽の小品に使用しているのは
黒柿(くろがき)の丸い地板です

この紅茅を飾るのに大小のうち、写真のように小さい方を使うのが正解です
大きい方では地板ばかりが目立ってしまいます

また鉢が角ばったものの場合は丸い地板では映りません
やや角ばった地板を使う方がいいでしょう

道具の使い方がしっくりしない飾りの席は、何となく落ち着きません
盆栽つれづれ草でも少しずつお話していきます

盆栽と卓台や地板との関係は、服装のコーディネートと共通しています
それを貫く基本理念は【調和と変化と個性】です

とはいっても、実例の写真がないとなかなか難しいので
管理人も資料作りに勢を出すように心がけます

2002年8月9日金曜日

短冊



私が持っている短冊(たんざく)の一枚を紹介します

床の間で盆栽を正式に飾るときに、主木(しゅぼく)と添え物の雰囲気に合わせて
掛け軸を使うことがあります
それは絵であったり時には文字であったりします

しかし、掛け軸となるとかける場所の問題や出し入れやの面倒さもあります
その点短冊は気軽にどこへでも飾れます

この短冊には「木更津甚句」という千葉県の民謡の詞の一部が仮名文字で書かれています
昔のお座敷唄なので芸者さんの紙人形が貼り付けてあります

この短冊の雰囲気は盆栽には合いませんが
例えば四季の俳句や漢詩に一節などを書いたものなら
盆栽に添えて情感や季節感を深めるのにいいでしょう

夏の草もの盆栽でしたら「古池や蛙飛びこむ水の音」 芭蕉
松柏盆栽でしたら「松陰や寝ござ一つの夏座敷」 一茶
などがおもしろそうですね

こんな風にして盆栽を生活の一部にして
そこにチョッピリ味付けをして楽しむのも一興です