ラベル 暑さ・寒さ対策 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 暑さ・寒さ対策 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年9月30日土曜日

寒冷紗外し

入梅中には雨が少なく、かと思えば夏の間には局地的な大雨があったり、さらに秋になっても日照の少ない日々が続いたりと、非常に不安定な気候が続いています。

そんなわけで、今年は比較的早めから寒冷紗外しのタイミングを狙っていました。遅くなれば秋の充実期に日照不足を加速させてしまうからです。

とはいえ、設置してあるものを取り外すのはついつい億劫な作業なので、、自らを励まして叱咤するのが毎年の習になっています。ああ、しんどい!


斜めの日照を遮るためのカーテン状に張った寒冷紗をまず外す。屋根の部分はその後。


カーテン状の寒冷紗を外しただけで、グーンと明るさが感じられます。。と云うことは逆に云うと、寒冷紗の効果が実感できるときでもあります。カンカン照りの元ではかえって遮光率50%の効果は実感できにくいものなのです


あらかたの作業が終わりましたが、来年用に備え寒冷紗の収納だけは丁寧にやっておくこと。このわずかな気遣いが来年の設営作業の能率に大いに影響します。

ところで、今年の夏の日照が少なかったせいで、正面に写っている舞姫もみじの素材の作柄がいいようです。やはり例年よりも真夏の環境がやさしかったようです。

例年だといくら寒冷紗下でも葉焼けで傷んだ部分もあって、葉全体がこれほど青々としてはいませんね。


さて、この五葉松の大木も寒冷紗の下で夏を過ごしました。その昔はどこの盆栽屋でも、五葉松の大木は一年中棚の不動の位置に鎮座ましましていたものですが・・・

つまり、春から秋までの培養期はもちろん、夏でも涼しい場所へ移動する必要はありませんでした。そして、寒さにもビクともしない強靭な性質に恵まれているのですから天下無敵です。

ところがこの20年ほどのこと。気候の温暖化によって手がかからないはずの五葉松の培養法がやや変わってきました。つまりお勧めしているように、真夏の間の寒冷紗による保護が必要になってきたのです。


寒冷紗のお蔭で五葉松も真柏の小品も上々の作で、葉色抜群です。


入梅明けから9月中旬まで、真柏、黒松、杜松以外の樹種は30~50%の遮光率の寒冷紗で保護してやりましょう。
それでは。

2015年9月17日木曜日

寒冷紗(遮光ネット)撤去

茨城と栃木を中心に甚大な被害をもたらした台風18号が去って
久しぶりに天気が回復した9月14日(月)、寒冷紗を撤去

悪天候が続き、特に9月に入ってからの日照時間が極端に短いので
盆栽たちの健康を心配していました

日照不足と湿度過多でカビが生えちゃいますよ
とにかく心待ちにしていた晴れ間です

さて、設置するときと違って撤去はわりと時間がかからないので
来年設置するときのために、とにかく丁寧な収納を心がけるのが大切なことですね

ちなみに、昨年の撤去日を調べてみると9月10日でした
それでも例年よりも10日ほど早いとありますから、今年は平年並みというところでしょう


朝から始めてお昼前にはすべての寒冷紗の取り外しは終了
あとは丁寧に収納するだけです


久しぶりに秋らしいさわやかな日差しです
あー、気持ちいい!


さわやかな天気で盆栽もよく乾いています


長雨でジクジクした天気、おまけに寒冷紗の下の薄暗い環境では
盆栽ならずともサッパリしなかったですね


そして最後の仕上げは、盆栽はもちろん鉢土や棚板にもよく染みるように
トップジンの1000倍液でたっぷりと消毒です

1週間ほど間隔をあけて次には害虫用消毒も必要でしょう
10月にも同じように1セットの予防対策をしてください

では

2015年7月9日木曜日

五葉松古葉刈り

梅雨も後半になりましたが、今年はしっかり降りましたね(今日も降ってる)
水の調整はうまくいってますか?

この時期に気になるのはやはり五葉松の新葉の長さですね
成長不良で伸びが悪くても困りますが、水が多くて伸び過ぎては辛いですね

短くきれいに揃った葉も一度だらしなく伸ばしてしまうと
元へ戻すのには数年の気配りが必要になってきますからね

ともかく五葉松の自生地は、標高は1000m以上で年間降水量も少ないので
それを念頭に入れて培養管理することがポイントです

さて、前おきはこのくらいにして
そろそろ今日の本題に入りましょうかね

参照 2010/10/07  2013/09/17


関東地方でも夏の間は
寒冷紗下で管理するのが一般的になってきた五葉松

ところが、先日ある旧知の五葉松の生産業者と情報交換したおり
彼らが実行している夏対策を教わったんです

彼らは夏場にも直射日光の元で培養し、寒冷紗を用いないんですが
それにはちょっとしたコツがあったのです

私たちは五葉松の古葉取りを、春の新葉が完全に固まる9月ごろから始めます
これは、新葉や新芽を傷めないためですね

ところが彼らは、新葉が固まらない6月初旬から始めて
入梅の明けるまで実行するそうです

その早目の古葉取りを実行することが葉数を減らし
真夏の水の負担を軽減させ、寒冷紗が不要になるわけですね

おまけに、日光と通風が行きわたるので、フトコロの奥の胴芽がよく育ち
木の成長はより促される結果となっているそうです

うーん、なるほど!!


愛知県のKさんからお預かりしている五葉松

葉が伸び過ぎてしまったのは仕方ないとして
葉数が多すぎてフトコロの通風と日当たりが悪いですね

そこでさっそく、9月まで待たずに古葉刈りをすることにしました
新葉はまだ完全に固まっていないので、枝先を傷めないようにていねいに


まず針金を取らねばなりません


ボサボサですが、ご覧の通り個性も力もあるちょっと憎い奴ですね


参照蘭のようにピンセットで抜かずにハサミで丁寧に切ること
こうすれば小枝の先を傷めることはありません


古葉の元を1~2mm残すことがポイント
この残された古葉の元から胴芽が吹きやすいんです


ボサボサが解消されたので
フトコロの中まで日が当たるし風も通るので、胴吹き芽も吹きやすい


上から


後ろ姿

今後の培養管理の手順とポイント

1 日当たりと通風のいい棚で培養する
2 9~11月に肥料をやり、春の肥料と水は控えめ
3 樹勢がよければ冬に針金掛け
4 来春に植え替え
5 本来の端正な葉性を再現するために適正な培養を繰り返す

2014年9月12日金曜日

速報・寒冷紗撤去

7月から8月の初旬にかけては暑かったですね
また今年も9月まで厳しい残暑が続くのか、こりゃ、参ったな

そんな予感で水やりの覚悟を引き締めていたのですが
台風の影響もあり、8月の中旬頃から気温もかなりダウンしてきて、全体としては早くも冷夏の雰囲気

以来、今年の夏は案外早く終わって、秋が早いような気もしていました
なので、今月に入ってからは早めの寒冷紗撤去のタイミングを見計らっていたんですが

ついに先日の9月10日に実行
すべての春蘭置場以外の寒冷紗をすべて取り去りました

関連記事を参考にしてください


例年よりも10日ほど早めの撤去ですが、今年のように日照時間が短いと
来るべき休眠期にそなえて頑張っている植物の活動が不活発になってしまいます

早めに寒冷紗を取り去り、少しでも長い時間日光に当てて
枝葉を充実させる必要がありますね


画面に残ったこの寒冷紗もこれから撤去にかかるところ

ということで、今年は秋の肥料も早めにやって
盆栽たちが十分に日差しを浴びることができるよう、置場も工夫して来るべき休眠期に備えましょう

さあ、みなさんも大急ぎですよ!

2013年12月27日金曜日

舞姫用の簡易冬囲い

私が繁殖に力を入れている「舞姫もみじ」は
現在、挿し木苗まで入れると数100本になったのですが
なかの約50本は、挿し穂や取り木の種木として活用するつもりの大切なもの

それらは、新芽を切らずに1メートルも徒長させて
ご覧のように支柱を立てて上へ上へと伸ばしている状態です

そこで、この背の高い種木をどうやって冬越ししようかが
ちょっとした私の悩みでした

というのは、我が園の冬囲いの設備のほとんどが小品盆栽向きに作られているので
1メートルでは頭がつかえて収納不可能なんです

ビニールハウスもあるにはあるのですが

 

のようなわけで、年が替われば始まる植え替え用に必要なので
舞姫もみじで占領してしまうわけにもいきません

そこで作ったのが、このようにコンパネをブルーシートで囲った簡易小屋の感じ
みためはイマイチですが、けこうなすぐれものと自負しています


北と西側からの冷たい風が当たらないようにして
屋根にもコンパネを張って雪の重さにも耐えられるよう、強度には十分の注意を払いました

南と東側は原則として開け放し式
東側には巻き上げ式のシートのカーテンを備えましたが、なるべく使わないようにしています

この両側を透明ビニールで覆うことも考えましたが、過保護にすると春の芽出しが早くなり過ぎて
挿し穂の採取や取り木時期が短縮されますから、今回はスパルタでいくことにしました



もちろん、寒中には鉢土が凍結するはずですが、まずは暖か過ぎず、しかも乾燥した冷たい風は遮断された
自然の状態でのなかなかいい環境ができ上がりました

けっこう鉢土も乾くので、毎日のように水やりしますが
とくに、奥の方に押し込んである鉢の水切れには気を使ってやります

ということで、霜と冷たい北風を防いだだけの
簡易な冬囲いの方法をご紹介しました

では

2013年9月17日火曜日

防暑対策・寒冷紗

記録的な暑さの夏もようやくやわらいで、やっと秋の気配が感じられるようになりました
みなさんの盆栽たちはお元気ですか?

防寒と防暑対策は盆栽人にとってもっとも大切な年中作業なのですが
過去において関東あたりでは、防寒に比べて暑さ対策の方が軽視されがちな傾向にありました

夏は水切れさえおこさなければ、葉が萎れたらたっぷり水をやればなど
案外呑気にかまえている盆栽人が多かったようです

ところがこの数年の夏の気候は、水だけ間に合えばどうにか切り抜けられた一昔前のそれとは
ちょっとレベルが違ってきているようです

連日あの強烈な強い日差しに照らされては
たとえ水が間に合っても、葉っぱからの蒸発に根の活動が追いつかず、とても正常な生育は無理だと思われます

そこで今年は、昨年はじめて寒冷紗を用いて得た教訓(↓)をさらに徹底し
守りの培養ではなく、夏でも盆栽たちがすくすく育つような、攻めの培養をめざして寒冷紗の設置を行いました

もはや盆栽界では、寒冷紗を使わない人は
確実に少数派といえましょう

参考になるページ

「昨年の教訓」の要点

1 乾き方がゆっくりなので、急激な乾燥でうっかり葉焼けを起こすことがなくなった

2 夏の暑い盛りは、急激な乾燥を恐れて、ついつい前倒しで水やりを行いがちだったが 
  「乾いたらやる」という水やりの基本が守れた

3 そのため、過水に陥る鉢もなく、全体に適度な湿り気を保てた

4 おなじく、過湿の傾向がなくなったので、ナメクジが少なくなった

5 枝や幹を太らせるために徒長させている枝先の芽が、日に焼けずに寒冷紗の下ですくすくとよく伸びた 

などなど、水やり手間の軽減よりも
水の量が少なくてすむために生じる培養上の利点がたくさんありました


この方角から西日が入る

昨年は通風を考慮して、半分の長さの寒冷紗を前掛け状に垂らしたが
今年は下まで垂らして完全密封したので、西日が遮断されさらにいい結果が得られた


9月になって裾を少しばかりめくって通風を図っている
この場合に大いに役に立ったのが、寒冷紗の上から支柱にはめ込む小道具・パッカ(水色)でした


こんな感じ

ワンタッチで寒冷紗を支柱に張り付けることができる(ビニールハウス用)スグレモノ
針金などで留めるよりも楽に、しかも寒冷紗を傷つけないのがありがたい

右側の裾をまくった面も盛夏の間は西日を完全にシャットアウトしました


骨組の参考図

縦と横の組み合わせに斜めに筋交いを入れると、たちまち横揺れに強くなる
アルミの円管にビニールを被覆した棒、それらを結束しているのはビニール製の結束バンド(これが便利)


短めの筋交いでもかなり有効


最後になりましたが、土台(基礎)は鉄筋棒を1mくらいに切断して半分ほど土中に差し込み
それへ棒を垂直に添えて柱にします(掘立式)


土台部分の拡大図

この方式でも高さ2mくらいの日除けは十分可能
筋交いを多用すればそれ以上も可能で、かなりの強風にも耐えられます


格棟間の連絡通路の出入り口
寒冷紗の切り口がホツレないよう、ガムテープで両面から養生しておきます

以上が寒冷紗による日除け設備の要点です
それぞれの盆栽置き場の環境は異なりますから、さらに知恵を出してがんばりましょう

それでは
来年こそ寒冷紗!

2013年4月13日土曜日

晩霜に注意

例年より2週間も早い桜が散ったとたんに
冷たい北風が吹く日が続いて寒さが戻ってしまったようです

まったく盆栽人泣かせの不順な気候ですね

長い厳しい寒さをじっと耐えて春を待ち、せっかく吹き出したやわらかい新芽には
乾燥した冷たい風や晩霜は大敵なので、とにかくこの時期は油断ができません

↓の最高最低寒暖計をご覧ください
昨日(12日)の明け方の最低気温(左の目盛)は、なんと3℃を記録しています

春先の晩霜(おそじも)は、よく晴れて風がなく
このように5℃以下に気温が下がった明け方に降りやすいんですよ


さて、一昨日(11日)も夕方から夜にかけて次第に気温が下がり始めたので
霜除けをしようかな、屋根下に取り込もうかなと迷っているいるうちに夜はふけて11時になってしまいました

布団に入る前にと、もういちど軒下にぶら下げてある寒暖計を見て驚きました
5℃まで下がっているではないか

庭に出て天を仰げば、夜空は晴れて雲ひとつなく
星はキラキラと寒中のように冴えた輝きを放っています

こりゃいかん、これじゃ明け方にはもっと気温が下がって
まちがいなく晩霜が降るぞ


それにしても、この夜中に盆栽をしまい込むのはちょっと億劫だ
しかし、今夜は晩霜が降る条件がそろっている

快晴、無風、5℃以下の気温の三拍子
こりゃ、やるっきゃない!

一大決意をして表へ出た私は、物置へ直行
懐中電灯を点けて、夏の日除け用の寒冷紗とヨシズを運び出しました


カミサンを助手にして、盆栽の枝先を傷めないようにふんわりとかけます
かけた後に裾を引張ったりしては絶対にいけませんよ、一回きりの勝負です


うまく盆栽を覆ってくれています


ところで、こんな透け透けの寒冷紗で晩霜が防げるの?
とみなさんは思われるでしょうが、これがばっちりなんですよ

風がまったくなければ
新聞紙1枚だって効果抜群ですよ

その証拠に翌朝の写真を見ると、寒冷紗は融けて露になった晩霜でびっしょりと濡れているのに(↑)
盆栽たちの枝葉は濡れていません(↓)


幸いに風がほとんどなかったので、盆栽の芽先を傷めることはほとんどゼロでした

ということで、今日のお話のポイントをまとめてみましょう

1 明け方の予想気温が5℃以下で、晴れて無風の場合は晩霜注意

2 屋根下の取り込むのが最良策

3 次善の策として、ヨシズや寒冷紗(ときには新聞紙も可)
  で保護する

4 気温が低くとも、曇天や風の強い夜は放射冷却がおきにくいので
  あまる心配するkとはなし

以上でーす
関東以北や山沿いではまだまだ晩霜が降りますよ

「八十八夜の別れ霜」という言葉もあるくらいです
八十八夜は5月初めのころですね

では

2013年3月26日火曜日

段階的にムロ出し

かなり寒さが厳しかった冬の間は、まさか桜の開花が例年より10日も早いとは予想できなかったですね
3月に入ってから暖かい日がつづいたために、木々は一気に休眠から覚めて活動を早めたようです

今年の気温の変化とは逆に、暖冬が続いたあげくに植物が休眠から覚める3月になってから
寒が戻って気温が上昇しない日々が続いたりすると、案外に桜の開花時期が遅れる年もありますね

やはり、冬は少々寒くとも、季節の変わり目がある程度はっきりしていれば
植物は順調に休眠期から覚醒し、活動期への移行がスムーズにいくようです

ということで、今年のムロ出しも例年よりも2週間ほど早めに始動
例年のことですが、特に今年は特に慎重に進行中です

作業は昨日(25日)です
気温は低いながらムロ出しにぴったりの曇天でした


集中治療室(ICU)と名付けられたハウス内のトンネル
挿木苗や荒治療をした種木などを残すのみで、ほとんど空っぽ状態です


今春に植替えしなかったミニの雑木類や寒さに敏感な杜松ミニなどは
遅霜の心配があるのでまだムロ(日当たりはよし)の中

ムロ出し後にもっとも注意することは遅霜と水切れ
遅霜は最低気温が5℃以下になる晴天で無風の明け方に降りやすいので、天気予報は見逃せない


植替えたミニの雑木類はまだまだムロ内で待機
遅霜と乾燥に注意して保護を続けます


ムロに入りきれない雑木の種木などは、ひとまず棚下で外気に慣らします


置き場所の関係もあり、やや大きめの盆栽や種木類は直接棚へ出しますが
場所さえあれば、ひとまず棚下で外気に慣らすのが常道です


杜松をのぞく松柏類は、いきなり棚上で大丈夫、もちろん植替えしたものもです
どんどん日光に当てて鉢を温めて根の活動を促します

置き場所の関係もあって、以上のようにケースバイケースで段階的にムロ出しをしましたが
とにかく、ムロ出し作業は曇天の日(その後に雨が降るようなら最高)を選ぶこと

若いころはわざわざ雨の日を選んだものです

(重要)風の強い日や晴天の日は絶対避けましょう

理由は、湿度の高いムロ内から急に乾燥の激しい場所へ移すと
動き出した新芽や新葉を傷める恐れがあるからです


最高最低温度計(左が最低気温)

ところで、ムロ出しを終えた翌日(26日)の早朝の最低気温は約4℃でした
案外低かったようですが、曇天であったために霜の被害はありませんでした

でも、快晴で無風の夜だと最低気温が5℃くらいだと遅霜が降る場合があります
くれぐれの天気予報を見逃さないようにしましょうね

よく新芽や新葉が霜に焼かれて
真っ黒に変色した雑木類にお目にかかりますよ

では

2013年2月14日木曜日

トンネル保護室は優れもの

植替え後のトンネル保護室内の最低気温についてのご報告で
ほとんど凍る心配がないことをお伝えしましたね

ところが、立春(節分)も近くなって、時として日中の気温が10℃をこえるようになると
こんどは、ムロ内の温度の上がり過ぎが気になってきます

そして、昼夜の温度差が大きくなると
人間同様に植物にだってかなりの負担になるからです

そこで、節分まぢかの1月31日
従来からの冬ムロと今年から採用した植替え用のトンネル保護室との温度差について比較してみました

これって、意外に重要なことですよ


1月31日撮影

庭の水連鉢には連日1cm弱の厚さで氷が張っている
ちなみに、我が盆栽屋.comでは、この氷の厚さが1cmをこえると「低温注意報」が発令されます


1月31日午前10時撮影 

外ぶたのブルーシートを通して日光が当たり、冬ムロ内部の気温はすでに8℃ほど
寒中とはいえ暮れから正月あたり比べると、日差しは格段に力強くなっていますね


さてそれでは、植替え用のトンネル保護室をのぞいてみよう


どーです!

同時刻でもトンネル保護室の中は、まだ3℃くらいしかありませんよ
そして、湿度もたっぷりなことが画像でもおわかりですね


さて、30分が過ぎたところで寒暖計を見ると、わずかの間に気温は急上昇して、10℃を軽くこえていますよ


一方、同じく30分が過ぎたトンネル保護室の中は、ほとんど変化なし
これって、ほんとにすごいことなんですよ


正午を20分ほど過ぎた時点では、外気温をはるかにこえて16℃にも達しています
冬ムロ内の明け方近くの最低温度は、おそらく2~3℃でしょうから、昼夜の温度差は10℃以上になりますね


かたや、トンネル保護室はどんなようすでしょう?
画像でもおわかりのように、北側のビニールハウスにもかなり日が当っていますが・・・


しかし、なんと、なんと、トンネル内の気温はやっと5℃
午前中10時から数時間たっても、わずかに2℃しか上昇していません

恐るべし、トンネル保護室!
かなりの優れものであることが実証されましたね

ということで、普通の保護室に比べて、ビニールトンネル保護室内では
最低と最高気温の差が極端に小さいことがわかりました

このように温度差が小さく、湿度もたっぷりの置き場は
植替え後の負担が少なくてベストな環境です

人間の病院でいえば
さしずめ、ICU(集中治療室)ってところですな

そしてまた、平均温度が抑えられているので
芽が早めに動いてしまう心配もありません

あまり早くに芽が動いてしまうと、小枝の先端が徒長してしまうし
彼岸ごろのムロ出しのタイミングもかなり難しくなってしまいますよね

ということで、みなさんも保護室の温度をあまり上げないようにしてくださいね

それじゃ!