植替え後のトンネル保護室内の最低気温についてのご報告で
ほとんど凍る心配がないことをお伝えしましたね
ところが、立春(節分)も近くなって、時として日中の気温が10℃をこえるようになると
こんどは、ムロ内の温度の上がり過ぎが気になってきます
そして、昼夜の温度差が大きくなると
人間同様に植物にだってかなりの負担になるからです
そこで、節分まぢかの1月31日
従来からの冬ムロと今年から採用した植替え用のトンネル保護室との温度差について比較してみました
これって、意外に重要なことですよ
1月31日撮影
庭の水連鉢には連日1cm弱の厚さで氷が張っている
ちなみに、我が盆栽屋.comでは、この氷の厚さが1cmをこえると「低温注意報」が発令されます
1月31日午前10時撮影
外ぶたのブルーシートを通して日光が当たり、冬ムロ内部の気温はすでに8℃ほど
寒中とはいえ暮れから正月あたり比べると、日差しは格段に力強くなっていますね
さてそれでは、植替え用のトンネル保護室をのぞいてみよう
どーです!
同時刻でもトンネル保護室の中は、まだ3℃くらいしかありませんよ
そして、湿度もたっぷりなことが画像でもおわかりですね
さて、30分が過ぎたところで寒暖計を見ると、わずかの間に気温は急上昇して、10℃を軽くこえていますよ
一方、同じく30分が過ぎたトンネル保護室の中は、ほとんど変化なし
これって、ほんとにすごいことなんですよ
正午を20分ほど過ぎた時点では、外気温をはるかにこえて16℃にも達しています
冬ムロ内の明け方近くの最低温度は、おそらく2~3℃でしょうから、昼夜の温度差は10℃以上になりますね
かたや、トンネル保護室はどんなようすでしょう?
画像でもおわかりのように、北側のビニールハウスにもかなり日が当っていますが・・・
しかし、なんと、なんと、トンネル内の気温はやっと5℃
午前中10時から数時間たっても、わずかに2℃しか上昇していません
恐るべし、トンネル保護室!
かなりの優れものであることが実証されましたね
ということで、普通の保護室に比べて、ビニールトンネル保護室内では
最低と最高気温の差が極端に小さいことがわかりました
このように温度差が小さく、湿度もたっぷりの置き場は
植替え後の負担が少なくてベストな環境です
人間の病院でいえば
さしずめ、ICU(集中治療室)ってところですな
そしてまた、平均温度が抑えられているので
芽が早めに動いてしまう心配もありません
あまり早くに芽が動いてしまうと、小枝の先端が徒長してしまうし
彼岸ごろのムロ出しのタイミングもかなり難しくなってしまいますよね
ということで、みなさんも保護室の温度をあまり上げないようにしてくださいね
それじゃ!
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