昨シーズンに、ある春蘭の愛好家さんから長期旅行中の間の管理を依頼され
18鉢の愛蔵品を2ヶ月間おあずかりすることになりました
そのために、10月から12月までの2ヶ月間の春蘭置場として
日除け風除けにポイントをおいた専用の置スペースを設置しました
そのときに、親しい愛好家さんから譲っていただいたのが
今日みなんさまにお見せする日本春蘭の「極紅・きょっこう」です
私自身、ずーっと昔から、清楚でしかも高貴な雰囲気の花姿に惹かれ、いつかは持ちたいと思っていながら
なかなかその機会がなかったので、とにかくなにごとも初めての体験です
まるで大昔に初めて盆栽を手に入れたころみたいに、わからないことばかりで
些細なことにでもワクワクドキドキして、うれしいやら心配やらで、まことに新鮮な気持ちを味わっています
そんなこんなのうちに、2月の中旬にふと気がつくと
ごらんのように、春蘭「極紅」はみごとに開花しているではありませんか
7つばかりの花蕾たついていたのですが
そのうちの6つの花弁が開いています
蘭はそのまま咲かせると花の茎が短たいめに
このように葉と葉の中側に咲いてしまいます
ですから、開花前に花蕾にアルミホイルの簡易なキャップをかぶせて遮光し
花芽の茎を伸ばすのだそうです
そうすると、茎は葉の外側まで伸びて
鑑賞上とての都合がいいらしいですね
持ち込みの株が大きいと
このようにたくさんの花芽をつけるそうです
日本人の微妙な色彩感覚と表現は、やはり独特ですね
この色を「紅」と感じるのですからね
私の住む松戸市の山林にも、まだ春蘭が自生していますが
それらは透明感のある薄い緑色がかった花です
それでは
今日は盆栽とは関係ない植物のお話ですみません
はじめて手に入れた春蘭が咲いたので、うれしくてみなさんにお見せしたくて・・・
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