昨日午後遅めに仕入れに出る
当てのない仕入れでなく、すでに電話で約束してある月香鉢を二枚、同業者のところへ受け取りに行くだけ
車で一時間足らずの距離なので、遊びに出かけるような気楽な気分
向うへ着いても商売そっちのけで、そこの息子さんとインターネットと携帯電話の話
早く言えば、HPと携帯電話とをお互いに教えっこ、もちろん携帯は私が教わる方だ
私はPシリーズなので、同じ機種の若者が必要なのだ
少しは進歩、着信音を「オクラホマミキサー」から美空ひばりの「川の流れのように」に変更
チャンスがあればまた若いのを捉まえて、もう少し携帯の勉強をしよう
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最近入荷した月香の初期のミニ鉢で、いたく気に入ったのがありました
このHPのトップページに載っているミニ鉢もよかったですが、これもいい
画像を見比べて鑑賞してみましょう

月香鉢 直径4.2cm

月香鉢 直径4.7cm
縁と胴の形が違うけれど、胴に対する足のバランスがそっくり
同じ時期の作品と思えます
どちらも肉薄でロクロ技術が精妙
左は実弟の屯洋との合作、右もそのようです
文様の斬新さ、品のよさから
両方とも月香の前期の作品で、ミニの代表作といえるでしょう
鉢の収集家の好みそうなミニ鉢です
いい顔してます

山水画を主力に絵付けしている月香ですが、このような日本の古代文様の作品もいいですね
使い込みの時代感もよく、専門家の間でも評価の高い優れものです
左は青海浪、網代、亀甲の模様が呉須と赤絵で六面に施されています
右は亀甲の連続文様が一回り描かれています、どの面からも美しい

画像がぼやけましたが
落款は屯洋と月香画の二つです
月香の落款一つですが
おそらく合作でしょう
これらの2鉢は、月香の鉢作家としての軌跡を知る上でも大切な資料になるでしょう
初期作品、実弟との合作、ミニサイズ、文様、色絵、ロクロ技術などキーワードはたくさんあります