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2016年6月30日木曜日

明治神宮

すでに56回目を数えた日本水石名品展

日本でも最高峰の水石展示会の一つで
場所は明治神宮の東回廊と本殿の斜め裏側の社務所が陳列場所です

都会のオアシスともいえる神宮の杜での水石展は
深緑の季節であるがゆえに、なお一層の清涼感に包まれていい雰囲気です

さらに外人の観光客が多いことも
日本の伝統文化にとっては張り合いのあることです

昨今の盆栽ブームが話題になっていますが
それ以前から日本古来の文化を真剣に学んでいる海外の愛好家さんたちもたくさんいますよ

参照ページへどうぞ2002年9月10日


今年の出品作品の中で、私のもっとも気に入った恩田さんの遠山石
変化に富んだデリケートな稜線、いい姿でした

水盤で飾ることが少なくなった昨今
卓台の選定にまで周到な配慮がいきとどいて、みごとな飾り席となっています


松戸市の浮ケ谷弘子さんの一席
静岳石です


私の親しい友人の真嶋誠一さんの幸太郎石


東回廊の飾った浮ケ谷勝利さんの安部川石
姿も時代も素晴らしい逸品でした

2014年11月10日月曜日

地元の盆栽会・創立45周年記念展示会

さてさて、月日の経つのはまさに早いもので
私の住む千葉県松戸市の盆栽会が創立45周年を迎えました

私も相談役的な立ち場でずーっとお付き合いさせていただいたおかげで
中には家族ぐるみの交流をするなど、切っても切れない親友関係の方々もたくさんいらっしゃいます

ともかく盆栽が取り持つすばらしい人間関係ですが
年を経るごとにその有難さが身にしみて感じられます


11月1日に行われた懇親会
真中の赤いネクタイが会長の真嶋誠一さん

会員数は30名(女性2名)
懇親会への出席は20名、料理もおいしくて賑やかで盛り上がりましたよ


さて、45周年を記念しての展示会
30名中、27席の展示です

松戸市の施設なのでたった2日間の開催だったのが
ちょとばかり惜しかった!

ちなみに、この記念展示会での私の役目は展示の責任者
第一と第二に分かれた会場のコーディネートは難しいけど楽しませていただきました


入口には草もの盆栽を飾ってお出迎え


第一展示室には正面に真柏の大物を飾り
梅もどきの中品と菊花石を左右に配しました


展示室の中央にやや大きめの草もの盆栽を置いて季節感を演出しました


特別招待出品された水石2点


松戸市内の浮ヶ谷勝利さん愛蔵の加茂川糸掛石(いとかけいし)
水石界でもその名を知られた名品です


さて、盆栽に戻りましょう

中央の山もみじは国風展入選経歴をもった名木
落葉後の枝先の柔らかさが見られないのが残念ですが・・・


第一展示室から第二展示室へ移動しながら
小品や中品を見られるように工夫してみました


松戸市内の愛好家さんは大物サイズ盆栽中心の方が多いのですが
小品から中品専門の方も3名いらっしゃって、これがなかなかレベルが高いんですよ


第二展示室


第二展示室


第二展示室のメインは、順路の最後となる赤玉石を配した五葉松2点


右の根連らなり五葉松、佐渡赤玉石をはさんで左に五葉松吹き流し

ちなみに、盆栽飾りの基本から見ると、同じ樹種が隣同士にならないようにするのですが
次のような理由から並べて飾ってみました

1 他の出品物に両者と一対に配する適当なものがなかった
2 同樹種ではあったが、両者とも樹形がかなり個性的だったので、それほどの違和感がなかった
3 順路の最期の飾り席を力強い感じにまとめて、見終わった観客のみなさんの心に余韻を残したかった

以上、速報でした

2013年11月1日金曜日

秋雅展ご案内

恒例の小品盆栽展示会「秋雅展」が10月31日から始まりました
場所は上野の「上野グリーンクラブ」で、開期は10/31から11/3までです

みなさん、週末の天気予報は晴れ、お出かけください!
私は昨日行ってきました

遠方の懐かしい同業者の顔にも会えるし、盆栽業界の現況も肌で感じたいし
ひょっとして売店で掘り出し物にも巡り合えましからね



上野グリーンクラブは日本の盆栽の本拠地で
東京の上野公園内にあって、上野動物園と隣接した交通便利な場所です

三階建ての展示場をふくめ、約700坪の敷地内いっぱいに盆栽売店が出ていて
平日ながら好天にも恵まれ、ご覧のようにお客様がいっぱいでした


普段は豪快な笑い顔と大きな(ダミ)声が持ち味の
全国小品盆栽組合の理事長・谷幡さんも、神妙な顔つきで接客に追われています(笑)



売店の奥では盆栽セミナーが行われていました
講師は全国小品盆栽協会の理事長・広瀬さん、いつもながら真面目でていねいな教えっぷり

さて、本題の展示室に入るとぐっと雰囲気が違っきて
なんとなく背筋がピンと伸び、五感が研ぎ澄まされてきましたよ

なかに顔知りの愛好家さんの席がありました
無断で申し訳ありませんが、何席かをご紹介させていただきます



若宮さんの席飾り

国風展にも入選歴のある大ベテラン、10cmクラスをみごとにそろえました
キャリアも長いけれど、とにかく盆栽大好きでセンスも抜群



脇置きのちりめん桂、いい持ち込みですね
鉢は平安香山かな?



鷲津さんの席飾り

↑の若宮さんと同じグループの愛好家さん
いい先輩に恵まれてはや大家の域に達する勢い



山田さんの席飾り

ミニサイズに目標を定めてからの進境が著しい印象です
がんばってますね



箱卓の拡大図



山根さんの席飾り

山根さんは現代草もの盆栽作家の草分け的存在です
持ち込みに重点をおいたその作風は、玄人好みのいぶし銀の趣満点ですね



文人木に扇子をあしらった席飾りが印象的でした
松の緑と扇子の金と紅とが醸し出す典雅な雰囲気が会場に華を添えていました

みなさん、お出かけくださいー!
この週末は上野グリーンクラブで小品盆栽鑑賞に決まりですね

2010年4月21日水曜日

地元の盆栽会

私の住む松戸市に日本盆栽協会の支部が結成されて40年
今年の2月に40周年を祝して記念展示会と式典を行いました

その続編として、収益(売上げの10%)を記念事業費の足しにするため
会員の親睦も兼ねた盆栽交換会を4月4日に開催しました

アマチュア同士の交換会は、参加者がセリ方式に慣れていないため
えてして雰囲気が盛り上がらす、なんとなく低調になってしまうことも多いのですが

松戸支部の場合はその心配はご無用!
(その道のプロのプロである私がいるからです・エッヘン)

出品物(盆栽や鉢類)の評価鑑定力や、売り手と買手の折り合いをつける説得力やタイミングなど
会場の雰囲気作りはセリ人の腕にかかっています(プロ専門の交換会だっておなじです)

そういう訳で、参加者約35名ほどで盆栽を囲んでワイワイガヤガヤ
会員同士の親睦と資金補填の目的を十分に果たせた有意義な一日でした



終了後に役員会を行い、その後に主だったメンバーで記念撮影(宮本撮影)
前列中央が支部長(会長)の真嶋誠一さん、交換会場は真嶋支部長宅のトラックのガレージだから雨天でも心配なし

ところで、画像をご紹介するにあったってよくよく眺めていたら
あれれ、撮影者の私を含めて16名のうち、50代以下の会員はわずかに3名で、あとは全員60代から70代です

全員で40名ですが、残る会員の中にも50代以下は数えるほどだ
30代が1名いるけど、うーむ、ここでも高齢化がかなり進んでいます

才能はもちろんですが、経験がものをいう盆栽界だから、高齢化は問題外とする見方もありますが
それにしても若い層が少ないことは後継者がいないということで、心細い限りですね

創立当時、私を含む数名は20代だったし
30代から60代、70代まで、年齢層はまんべんなく揃っていたはずなのに、いつのまにか・・・・

こりゃいかん
これじゃあ10年先が思いやられてきました

今回のように、当たり前のことに気がついて改めて唖然とするのは
私が小品盆栽やミニ盆栽を通じて、普段から若い愛好家さんに接しているせいでしょう

私のところの盆栽フリースクールには
30代の方が5名もいるので

自分の年を忘れちゃってるんですね、ミニ盆栽のおかげです

そして、この平均年齢の差が、普通サイズの盆栽界と小品盆栽界の元気の差となり
それが盆栽価格などに反映されているのでしょうね

この数年、しょうじき普通サイズの盆栽は値下がり気味なのに
中品サイズ、小品サイズ、とくにミニサイズはずいぶんと値上りしてます

ということで、今日は少々湿っぽいお話でした
みなさんの周囲はいかがですか? 若者はいますか?

今日の一言

高齢化、高齢化と言われているけど
高齢者が長く盆栽を楽しみ経験を積み重ねてきたことを誇るべし

ただし、その伝統を受け継ぐべき若者がいないことには、後が続かない
そして、後継者を育ててこなかったのは、まさしく高齢者の責任ではある

盆栽界においては、特にその責任は業者にあることは一目瞭然で
私もその一員であるからには、なんらかの責任を果たしたいと考えています

2007年11月14日水曜日

千葉県盆栽名品展より

今回の出品の中で、この五葉松の中品も将来有望な一品でした
うまく培養すれば、数年後には国風展に挑戦可能なレベルです

前々項で紹介した直幹と同じ「九重」という八房五葉松
樹高はおよそ30cmくらい、樹冠部と差し枝とが構成するバランスが絶妙です

動きとまとまりがよく、それでいて迫力もあって
いわゆる、現代の盆栽人の感覚にマッチする中品です



前の直幹の九重では、流行の変遷に惑わされることなく、ここまで育て上げた作者の一途な情熱に感動した私でしたが
この中品の懸崖に対しては、作者の現代的なセンスと技術を褒めたいですね

現代では、優れた山採り素材が豊富であった戦前と異なり
盆栽は人工で育てて作る時代となっています

山採り素材のような芸と迫力をできるだけ短い年月で作り出すには
培養、技術、センスなど高いレベルの力が要求されます

そのうえ、この中品が天然の山採りのような風格を備えるには
さらなる培養が必要になりますが

ともかく、育て作るという現代の盆栽に求められる道程を
しっかりと歩んでいると云えましょう

大いに期待します

2007年11月9日金曜日

千葉県盆栽名品展より

今年はあの夏の猛暑とそれに続く過酷な残暑、おまけに台風の当たり年のため
雑木類の葉のあがりが悪く、県展の出品も松柏類の方が多い

反対に冷夏の年は、松柏類の葉が伸びなかったり、うまく揃わなかったりで
それが秋以降の展示会の出品傾向に影響を与えます

という具合で、ちょうどいい年って案外に少ないんですね

では、少ない雑木類の中で、私の気に入った「いぼた」の双幹をご紹介します


樹高は約50cmほどで、盆栽としては大きすぎず小さすぎず、ちょうど手ごろなサイズ
松戸市に隣接する流山市の愛好家さんが出品されたものです

見どころをいくつか上げてみます

・鉢を小さくしめて左下の空間を大胆に演出した感覚
・親の足元の子幹を小さく作り込み、全体の枝も大小の弾みをつけたバランス感覚
・小枝の先や幹肌に持込の古さが伺え、抜群の管理

いぼたという樹種は関東地方の山里に普通に自生していて
私の住む松戸市にも見られますので、山採りも可能です

ごくごく地味な樹種ですが、持込とともに枝が密になり
灰褐色の木肌が古色を帯び、なかなかに趣が感じられるようになります

盆栽に仕立てられるようになったのはそんなに昔からではなく
30年から40年くらい前からでしょう

ですから、このいぼたの双幹は、現在の盆栽界においてごくごく古木のうちに入ります
私の観るところ「国風展」にも入選の可能性があるので、思い切って挑戦することを勧めました

ただし、鉢をもっとおごることが必須の条件です

2007年11月8日木曜日

第31回千葉県盆栽名品展より

恒例の千葉県盆栽名品展が開催されました
期間は11月2日から4日、場所は千葉県柏市にある県民プラザのギャラリー

さて、出品された盆栽の中からいくつかを話題にしてみましょう

早速ですが↓の直幹の樹種、わかりますか?
樹高はおおよそ80cmくらいで、幹の直径は足元でやや30cmもあったでしょう

ともかく、一目見て樹種の見当がついた盆栽人はかなりのベテランですよ



正解は、八房五葉松の「九重・ここのえ」
樹齢は推定でおおよそ40年から50年くらいでしょう

思い出しますと、この九重が1本の接木苗としてこの世に誕生したしたころ
盆栽界はまさに直幹ブームだったのです

樹種の特性も考えずに、何でもかんでも針金をかけて真っ直ぐにして
無理やり直幹体に仕立てました

今でも、その当時名木と称された黒松や九重などの古木に出会うことがありますが
多くは、その後の直幹ブームが去ったあと持ち主の情熱が薄れ、培養が行き届いていない場合がほとんどです

作落ちしせがれた黒松や九重を見ると
零落した過去の遺物をみるような、やるせない哀しい気分になります

しかし、稀にこの九重のように、満々たる生命力をみなぎらせ
天にすっくとそびえた力強い直幹の姿に接すると、ほんとうに嬉しいですね

直幹体の神々しいまでの荘厳な雰囲気
しっかりと管理された直幹盆栽の少なくなった現在では、まさに貴重な名木です

流行の変遷に惑わされることなく、ここまで育て上げた作者の一途な情熱に対し
盆栽人のひとりとして、賛美と感謝の念をお伝えしたい

以上、このような感慨を覚えながら、この九重の直幹を鑑賞しました

教訓:流行は一時のもの、ただし盆栽の命は悠久のもの
一時のブームや流行にとらわれずにわが道を行きましょう

2006年10月3日火曜日

第30回日本小品盆栽協会東京支部展・小品盆栽フェスティバル

出品された飾りから3席をご紹介しましょう

15~18cmクラスよりひと廻りもふた廻りも小さい10cm前後(それ以下もある)のミニ盆栽なので
力量感よりもやさしい雰囲気、自然な趣、そののようなところを目指しているといえましょう

ですから席の飾り方も、厳格で揺るぎのない構成よりも
自由で楽しい趣が感じられます

飾りの基本は抑えながらも、こうではなくてはならないというより
こうしたほうがモット楽しい、という自由な発想が根底にあるようです


天(真)に飾った松柏が奇抜で面白いですね

普通なら、天「真)の松柏は三角形に整った模様木を配すのが定石となった現代盆栽ですが
変形樹形を配して全体の雰囲気がグーンと楽しいものになりました

樹種もバラエティーにとんでいい雰囲気
季節感も濃厚です


これも楽しい飾りです

丸窓式の卓台はミニ盆栽がよく似合います
やさしく自由な雰囲気

左に流れた天の実もの盆栽がこの席の雰囲気を決定
短冊が席に格調と奥行きとを演出しています


色彩が緑一色なのは惜しかった(季節感)ですが、眼についた一席でした
主木の伸びたツルが絶妙の雰囲気を醸し出しています

2006年9月29日金曜日

第30回日本小品盆栽協会東京支部展・小品盆栽フェスティバル

去る9月15日~17日、展示会を見学

なんどもつれづれ草でご紹介した日本小品盆栽協会
その昔は、中村是好、明官俊彦、佐野大助などが主力メンバーであった由緒正しき団体です

松平伯爵や杉本佐七翁の流れをくみ、東京を中心に活動を広げ
幾多の名人や大家を輩出してきました

盆栽界に対するその功績は計り知れないものがあり
今日のミニ盆栽の隆盛は、まさに偉大なの先輩達が築いた伝統のタマモノといえましょう



さて、上野グリーンクラブの会場風景

この団体は10cm以下のクラスのミニ盆栽(昔は豆盆栽と呼んだ)が主力です
きれいな飾り付けですね



会期中、役員さんたちは忙しそう
小さい鉢なので乾かないように出品物の管理が大変



出品席より

飾り付けの左右前後の空間の取り方が巧み

ただ、地板がすべて方形だったのが惜しかった
丸か天然の地板を一枚か二枚使えばもっと引き立ったでしょうね

2005年10月23日日曜日

作風展審査風景Ⅱ


入選作品全体の中より各部門から3点ずつが選ばれ特別賞が決められます

上の画像は審査員11名による審査を開票しているところ
ある部門のトップが決まったのでしょう、選考委員も拍手していますね


全入選作品の中でもっとも優秀と認められ「内閣総理大臣賞」に決まった五葉松
樹齢と培養の古さ、力強さ、優美な姿、葉の美しさ、培養の確かさ、鉢の選定など、全てにおいて優れていました

さて、小品のほかでもっとも私が注目したのは、中品の部でした
この部門の3点の力が拮抗していると見たからです


米栂(こめつが)
山採りの素材を変化のある樹形にうまくまとめ上げた審美眼と技術はすごかった
鉢がやや軽い気もしますが、そのために自然の味と迫力とが強調されているのは確か


黒松
幹の古さと培養の確かさ、そして枝配りのみごとさは目を見張るよう
豪快さと繊細さが同時に感じられる作品、鉢映りもグーです


素質的にはかなりのものを秘めた真柏、鉢の映りもグー
落ち枝の作りにもう少し時間が欲しい気がしましたが、ともかく逸材です

この3点での決戦は、僅差で「黒松」が「環境大臣賞」に選ばれました
さて、みなさんはどれがお好み?

2005年10月15日土曜日

作風展審査風景Ⅰ

恒例の「日本盆栽作風展」の審査が、さる10月の13日に上野グリーンクラブで行われました

ご存知のように「作風展」は、日本盆栽協同組合員、つまり盆栽の専門家が丹精した盆栽を出品しその出来栄えを競う展示会です

小品盆栽部門の入選作の中からは、以下の3席が最優秀賞の候補として予備審査を突破

さあ、みなさんはどの席飾りがお気に入りですか?


最優秀賞に選ばれた席飾り

飾り棚に対する盆栽の寸法、これが際立っていました
程よく空間があって調和がいい
もう少し季節感を濃厚に感じさせる彩りがあったらなー!
まあ、これは欲目というやつですね


真飾りの黒松

葉に隠れて幹模様が見えにくいのですが、よく管理された優れものでした
鉢はおそらく「尚古堂」でしょう、いい感じです


楓模様木

これが素晴らしかったですよ
骨格といい作柄といい、文句の付けようのない逸品でした


僅差で次点に泣いた席飾り

樹種と樹形、また鉢もバラエティーにとんでいますね
まったくの僅差、審査員の好みという他はありません


この席も一鉢一鉢の盆栽は素晴らしかったのですが、ちょっと大きさが揃いすぎた感じです

真面目すぎたのでしょう、空間の遊びがほしかったですね

作風展審査風景Ⅰ

恒例の「日本盆栽作風展」の審査が、さる10月の13日に上野グリーンクラブで行われました

ご存知のように「作風展」は、日本盆栽協同組合員、つまり盆栽の専門家が丹精した盆栽を出品し
その出来栄えを競う展示会です

小品盆栽部門の入選作の中からは、以下の3席が最優秀賞の候補として予備審査を突破
さあ、みなさんはどの席飾りがお気に入りですか?


最優秀賞に選ばれた席飾り

飾り棚に対する盆栽の寸法、これが際立っていました
程よく空間があって調和がいい

もう少し季節感を濃厚に感じさせる彩りがあったらなー!
まあ、これは欲目というやつですね


真飾りの黒松
葉に隠れて幹模様が見えにくいのですが、よく管理された優れものでした
鉢はおそらく「尚古堂」でしょう、いい感じです


楓模様木
これが素晴らしかったですよ
骨格といい作柄といい、文句の付けようのない逸品でした


僅差で次点に泣いた席飾り
樹種と樹形、また鉢もバラエティーにとんでいますね
まったくの僅差、審査員の好みという他はありません


この席も一鉢一鉢の盆栽は素晴らしかったのですが、ちょっと大きさが揃いすぎた感じです
真面目すぎたのでしょう、空間の遊びがほしかったですね