2023年8月30日水曜日

宗像一蒼


一蒼作のミニ鉢6点



宗像一蒼さんはなりふり構わず、仕事に打ち込む

 人のようで電話しても出てもらえないことが

良くありました(笑)


そんな時はFAXで連絡しました。



一蒼さんはろくろだけでなく施釉においても

名人の域に達しています。その多彩な釉薬に

名前を付けてみました。




後列左から

辰砂釉、若草釉、鉄砂釉



前列左から

青釉、椿釉、瑠璃釉

















2023年8月28日月曜日

篠宮夢陶・蕎麦釉楕円鉢

                      


間口13.5×奥行12.5×高さ1.8㎝



いわゆる茶蕎麦と呼ばれる渋い釉薬です。
薄手のボデイの成型は非常に巧みです。



鑑賞鉢というより実用鉢ですね。




鉄分の多い渋い土目が魅力的です。

2023年8月27日日曜日

砂消しゴム


本来は盆栽用具ではないが、用意しておくと
とても便利です。特に小鉢の汚れ落としには
無くてはならない用具ですネ。



小鉢の汚れを落とす時は、過度に力を入れず
丁寧に根気よくやりましょう。


久谷の赤絵鉢が、絵が見えないほどに汚れてしまいました。
絵が識別できる程度に汚れを落とします。
釉薬の輝きが見えてきましたネ。


金彩の輝きも蘇ってきました。



うっすらと時代感を残して、作業終了です。

          

2023年8月26日土曜日

白交趾丸(中渡り)

 


間口13.5×奥行13.5×高さ8.5㎝



昭和の初期に中国で作られた白交趾の丸鉢。
長年の丁寧な使い込みにより、いぶし銀の
ような味わいです。


丸形の鉢にしては、ボデイの下部が良く締まっており
優雅さも備わっています。



花物や実物盆栽など、広範囲に使えます。





2023年8月25日金曜日

きんず

4,5年前の剪定の際に 切り落とした小枝

を10本ばかり挿し木しておきました。


芯のてっぺんまでは16㎝程あります。
足元に変化と動きがあるので何とか
物になりそうです。


将来は芯を切り詰めて10㎝くらいにまとめるつもりです。


きんずの培養のポイントは、3つあります。
1,とにかく寒さに弱いので、凍らさない。
2,水のやりすぎは厳禁。
3,肥料は多めで元気よく


2023年8月24日木曜日

 瀬田川虎石小品


    秋の川真白な石を拾いけり   漱石



瀬田川虎石 間口14㎝



この小さな虎石も気の遠くなる程の
歳月を経て・・・人の目にとまったのです。
今では句に詠まれた白い石も何人かの
愛玩物となっているかも
知れませんね。





裏面。


2023年8月22日火曜日

楓ともみじ

俳句の世界では、楓の最も美しく紅葉したものをもみじと詠むらしい。

そば喰わす茶屋見つけけり紅葉狩り

                 逢郎



楓の超ミニ取り木素材です。来春には化粧鉢に移して
7分通りの仕上がりを目標に頑張ります。


まだ本格的には正面は決まっておりません。


思い切って現在の裏面を正面に持ってくる構想も
まんざらではないようです。