小鉢作家に好んでランクをつけるつもりはありませんが
この世界にも正直いってそれは存在します
現役の作家のほとんどは中堅作家(Bランク)といっていいでしょう
将来にわたりAランクに位置するであろう現役作家は数人でしょう
現役の時代からAランクの評価を得ている作家は
物故されると(失礼な話ですが)とたんに評価が上がるのが普通です
そしてBランク以下の作家は見向きもされなくなることが多いようです
考えると非情な世界のようですがこればかりは仕方ありません
そんな訳で、収集するにもAランクばかりを対象にする方もいますが
たまには世の中を広く眺めて中堅作家の作品も眺めてみると
おもしろいものに出会うことがあります
石田祥石(しょうせき)の作品です
形のすっきりとした丸型で、地の文様も丁寧です
中央に描かれた花の文様が色彩も地味で品があります
祥石の作品では出色の出来栄えと思います
勝山(しょうざん)の作品です
この鉢を見たときに内心驚きました
こんなにうまい絵が描ける作家だと思っていなかったからです
特に裏面に描かれた水に棹さす船頭の姿のいいこと
これには感心しました
手ごろな値段で中堅作家の作品の掘り出し物を探すのもおもしろそうです
(もちろん鑑定眼に自信の有る人にお願いしますよ)
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