ネットで講評の二番バッタはー「リョウ」さん
ご自分で実生から25年丹精した楓を投稿されました
樹高 15cm・ 樹幅 22cm・ 根張り(盤根状 12cm)
今後は、枝のほぐしを重点に手入れをしたいと思っております。
ことしは、冷夏のせいで葉がやや大きくなってしまいました。
もう一度葉刈りをした方がいいでしょうかね?
というコメントが添えられています
「みなさんへ内緒話」
これはやりにくい、実生して数年のものならメチャンコ言えるけど
へたをすると、リョウさんの25年間の歳月を否定することになちゃいますからね
これは甘口にならざるを得ないかも
それでは心してはじめます
正面の図
1 根張りよーし
2 幹も(太いね)よーし、微妙なユスリもある、これもよーし
3 枝順は見えないけれど、枝下の左右の空間がきれいです
この空間の形から推測して、よーしと思えます
4 樹冠も見えないけれど、幹のコケ順から推測するとよさそうです
5 枝先のほぐれはご自分でも言っているように、さらなる努力が必要なんでしょう
6 培養面では、再度の葉刈りは気候からして無理しない方がいいでしょう
かわりに、大きめの葉を処理してフトコロ芽の充実をはかってください
と、ここまでは言うことなしの状態ですね
しかしこれからが本番です
1 枝はよく見えないが、枝元がやや細いように思えます
古木の相を表現するには、最低一と二の枝に力強さが欲しい
それにより全体の表情が一段とはっきりします
2 鉢の選定です
現在の鉢も写っています、形も色も
けれど根張りがいいので、どうでしょう、楕円の鉢を試してみたら
楕円は奥行きがあります
3 後ろ枝の利いたのがあるのかな?画像ではちょっと見えないのですが
落葉後の裸の写真を見たいですね
全体の講評
25年間のリョウさんの努力に敬意を評します
またその技術も高く評価します
こんごも本番の(1)に留意して、なお樹格の向上を目指してください
いいですか、盆栽には表情が大切なんです
わかっていただけると思います
みなさん、わかりますかー!
側面の図
後姿
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