株立ち状の根元が亀の甲羅のように発達したものを、甲羅吹きといい
樹種的には根の発達しやすい楓やもみじ類に多く見られます
この甲羅吹きを人工的に作るにしても非常に長い年月がかかります
それだけに珍重される樹形です
この楓の甲羅吹きは、根元から吹いた芽を新しく幹に立て
全体のバランスと遠近感を演出しながら、樹形を作りつつあります
甲羅状の根の存在感を活かし
自然界に存在する魅力的な樹形を盆上に表現していきます
根元の図
甲羅はすでにかなり大きくなっています
こんごは各幹の高さ、太さ、流れなどに注意しながら培養管理します
また甲羅も培養を重ねるに従い安定感と力強さを増してきます
側面からの甲羅の様子
後ろ姿です
枝張りができてくる2~3年後の姿が楽しみです
取り木などの施術により甲羅吹きに挑戦してみてください
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