平安東福寺や平安香山と並んで、昭和の小鉢名人(三琇一陽・さんしゅうーいちよう)の作品です
緑かかった青色の釉薬は独特のもので
下半分は使い込みの時代がついて真っ黒です
撫角(なでかく)の長方で、胴に紐が二本入って
柔らかい曲線で全体にゆったりとしています
このぬくもり感が一陽鉢の特徴です
土は褐色で肌触りはやや粗い感じで
その形とあいまって、一陽鉢をぬくもりのあるものにしています
作品は戦前と戦後ではやや違っており
戦前のものは土がこの鉢のように、褐色ですが
戦後のものはもっと白っぽい土を使っています
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