楓の幹に二箇所枝を切った大きな傷口があります
切った人はよほど思い切ったに違いありません
現在の樹形から見ると、この2本の枝を切ったために
樹格はかなり向上したものと想像できます
上の真正面の傷口は完全に肉が巻いています
あとは傷口の幹の色が白くなるのを待てばいいだけです
側面の傷口は周りにカルスが盛り上がってきていますが
完全にふさがるには、少なくとも3年くらいはかかるでしょう
このように目立つところに切り傷をつけるのはためらいがちですが
不必要な枝を切って樹格を向上させるためには、思い切った冒険をすることも必要です
そして、傷口に肉が巻ききり、新しい肌の部分が次第に古さを帯びてくるのを待ちます
側面のような箇所は肉が盛り上がり過ぎないように
もう一度木質部を削りなおして、癒合剤(カットパスターなど)を塗っておきます
ちなみに、楓やもみじは肉巻きのいい樹種です
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