佐野大助の初期作品が手に入りましたので
ご覧に入れて検証してみることにします
おそらくは大助自身がボディーを形作ったものでしょう
素朴で技巧の感じられないボディーです
そうですね、今岡町直の影響を受けているような印象です
絵柄も友禅絵師であった大助の前身を思わせる、和服の意匠の匂いが感じられ
シックで清潔感があります
落款は佐野と釘彫りで書かれています
後に大助や大と印すようになりましたが、この時代は佐野としています
足の作りにも町直の影響があると思います
これから徐々に独自の作風を確立していく前の大助初期の作品
作家の軌跡を垣間見て、深い感慨を感じました
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