盆栽に仕立てられる樹種の雑木類の多くは、親株の根元からヤゴ芽・ヒコバエといって
不定芽が生え、株立ち状になる性質があります
樹種でいうとかなりの数になりますね
長寿梅、さつき、くちなし、ばら、桜、梅もどき、百日紅、水木等々です
これらのように株立ち状になる性質の樹種を単幹に仕上げるには
それなりの工夫と労力が必要です
親幹の根元に出るヤゴ芽を見つけ次第に爪で掻き取ることです
若い木ほど旺盛にでますから、油断は禁物です
ほっておくとヤゴ芽に栄養を取られて、親幹の勢いがなくなりますから
一年に何べんも掻き取る作業をします
盆栽としての樹勢が安定すると、だんだんに落ち着いて
ヤゴ芽の数も減ってきます
このような努力の結果に↓のような樹形が出来上がります
双幹ですからヤゴ芽の一本だけ活かしたわけですね
姫ばらの双幹
かなり樹勢が安定して、今のところヤゴ芽は出ていません
しかし油断は禁物ですから、見張りだけは怠りません
みなさんわかりましたか
樹種によってヤゴ芽がたくさん出て、一年の間に単幹盆栽も株立ち状になってしまいます
ヤゴ芽はすぐに掻き取りましょう
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