平安東福寺 桔梗図染付楕円樹盆
東福寺の超珍品
最近まで著名な豆鉢コレクターの窪寺一郎氏の所蔵品であり
昨年の近代盆栽誌上(11月号」において詳しく紹介された桔梗図の名品です
東福寺はその長い作歴においても、磁器もの、ましてや染付け鉢は数えるほどしか制作していないのが特徴です
それだけに、この豆鉢は昔からコレクターの間で、それと知られた作品でした
わずか間口4.8cmの豆鉢の魅力をさぐってみましょう
濃淡を巧みに使い分け品よく描かれた桔梗の図
おとなしく品があります
磁器の胎土もきめ細かく質のよさが表れています
表面もよく観察すると透明釉がよく溶けているのが見て取れ
高い温度で焼かれたことがわかります
縁のアクセント、これも効いていますね
ボディーの形にも安定感があります
鉢裏の様子
落款は東福寺
透明釉がかかっています
白磁の色の冴えに高い格調が感じられます
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