2004年4月26日月曜日

涌泉の鳥獣戯画

絵付け鉢の最高峰といえば、月之輪涌泉
その涌泉も鳥獣戯画を描いています
その五彩正方鉢の傑作をご紹介しましょう

名品はたくさん観ておきましょう
鑑賞は力となって蓄えられますよ



蛙が走っています
蛙は跳ねるのですが、ここに描かれている蛙は二本足で走っています
まさに戯画です

前を走ってる蛙に何か呼びかけているのでしょう
開いた口と右手の表情がそれを表して面白いですね


もい一匹の蛙のお腹は黄色です
一生懸命走っています

その前に兎がいますね
これも無心に走っています


蛙の拡大図
鉢に描かれたものとは思えません、活き活きとしています
色彩も美しい


兎の輪郭線は金色を使っています
品格ある美しさが際立っていますね


鹿にまたがった兎
猿もいます、表情が面白いです


戦利品でしょうか
蛙と兎が茶釜を運んでいます

こうして観ると、涌泉の絵の上手さがわかりますね
きっと絵付け鉢の第一人者であることが納得できたでしょう

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