盆栽界には兄弟木ということばがあります
兄弟というからには、厳密には、同じ親木の種子や挿し穂から殖やしたもののことですが
そこは鷹揚な盆栽界のことです
同じ作者が作った、同じ種類の似たような樹形のもの、も兄弟木と呼んでいます
その場合の親とは、作者のことなのだと広義に解釈しているのですね
前置きはこのくらいで、本題に入ります
ある同業者の話によると
秋雅展に出品されていた↑の姫クチナシは、当園のクチナシの兄弟木だそうです
同じ親木から挿し穂をとったもので、樹形の基本は同じ作者だそうです
正真正銘の兄弟ですね
年齢はなんと5~6歳しか違わないようです
うッそォー
でも本当だそうです
あんちゃんの方がいやに老けてますね
体格もかなり違いますね
この鉢で5~6年育てると↑のような太幹の姫くちなしになります
もちろん上手に培養しての話ですが
現実のサンプルを見せられると、年月の力ってすごいと思います
このクチナシに限らず、5年の歳月にはかなりのことができそうですね
勇気をもらった姫クチナシの兄弟木の見本でした
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