この項を書いている間に、昔馴染みの雄山の絶品に巡り会い手に入れたので
もう一日分「雄山の考証」を書くことになりました
この雄山鉢は 、雄山の文字を二重に囲ってある落款から
昭和50年代の作品と識別できます
絵は非常に繊細で、呉須の色調もいいようでし
形もすっきりとした仕上がりです
足の作りも小さめで、雄山独特の鉢底の装飾もありません
初期の作品はまことに簡素な印象です
湖畔に張り出した家並みが繊細かつ正確なタッチで描かれており
遠近感が巧みに表現されています
側面をのぞく角度より
ボディーの隅がくっきりと切れています
これは昭和60年代以後の作品にはあまり見られない特徴でしょう
落款は二重の線で囲まれています
これは昭和50年代の作品であることを示しています
足の作りはやや細め、低めです
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