長寿梅は昔からある盆栽樹種ですが
30年前も今も相変わらずの人気ものです
人気の秘密は、第一に四季咲きの濃い緋色の花にあるといえますが
古色を帯びる木肌と野趣味にとんだ枝振りも通人向きです
ところで、昔は↓のような本格的な単幹の模様木はありませんでしたね
すべて自然体の株立ちでした
今と昔の樹形を比較すると、盆栽界における流行や技術の発展が理解できます
さてその長寿梅の剪定のポイントを箇条書にします
1 春の新芽はやや伸ばし加減にし木質化してから摘む(切る)
その後も同じように木質化してから1~2芽残しが鉄則です
2 やご芽(親から株立ち状にでる芽)は随時刈り取る
3 不要な徒長枝も随時刈り取る
4 本格的な摘み込みの回数の目安は年に2~3回
5 剪定の半月前に肥料を与えておく
↑の模様木は剪定の時期になっています
やご芽は親幹の養分を吸い取ってしまうので、もっと早くに切り取るべきです
地際から刈り取ります
長寿梅は株立ちになる性質があるのでほっておいてはいけません
次に本体の剪定です
輪郭線に沿って一節ないし二節を残して切り込みます
もみじなどの芽摘みと違って、木質化した枝を切るという感じです
輪郭線の切込みが終わります
全体を見渡してもう一度姿を確かめて作業終了です
作業終了
見違えるようにきれいになりました
みなさんも実行!
0 件のコメント:
コメントを投稿