本格的な夏の到来です
この季節をうまく乗り切れば、楽しい秋がやってきます
反対に水切れで葉をボロボロにしたり
せっかく成った実を落としてしまうと、がっかりしますね
人間と同じで、夏場に体調を上手に維持して「天高く馬肥ゆる秋」を迎えたいものです
そのためには一にも二にも「水」です
冬に落葉する雑木や実もの花もの、鉢の小さなもの、しばらく植え替えていないものなどは
早めに西日の切れる場所に移したり
二重鉢や浅めの箱に砂を引いてそこに鉢を移すなど、水切れを防ぐ工夫をします
松柏類はその必要はありません
どんどん日に当てて力をつけてやります
過保護はかえってよくありません
水やり対策ができればあとはいろいろな技法で積極的な培養をしていきます
その一つが雑木の葉切りです
葉刈り後、再び新芽が伸びてきました
徒長した芽は一節か二節で切ります
節の数を目で数えながら、ていねいに
次に、大きくなった外側の葉の面積を減らします
つまりハサミで葉を半分くらいに小さく切るのです
葉柄の元に半分の大きさになった葉が残っています
形はどのようにしてもよろしい
これが葉切りです
葉切りの目的は
1 陽射しと風通しをよくして、ふところ枝や芽の生育を助ける
(ふところ枝とは輪郭線の内側の短い枝や芽のことをいいます)
2 葉の面積を減らして木の勢いを制御する
3 水分の蒸発を制御する
ぜひ実行してください
雑木の小枝作りには効果抜群です
さっぱりしました
これで夏場対策はバッチリです
落葉後の小枝の充実にその効果を見ることができます
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