古い完成木と、骨格が完成したばかりの素材を
古さの点から比較してみましょう
盆栽の古さの意義を知ることは、盆栽を知ることそのものです
1
(樹高7cm・足元の幹の直径2cmの長寿梅)
2
(樹高6cm・足元の幹の直径1.5cmの長寿梅)
・樹高はたったの1cm違いです
1のほうがずいぶん大きく見えませんか?
・幹の太さは足元でたったの0.5cm違いです
太さがもっと違うように見えませんか?
二本の長寿梅が、どうしてこのように樹高も太さも実際以上に違って見えるのでしょう?
それは古さの違いからくるものです
古く培養されたものは貫禄があって、大木然としています
若い木は幼さが残っています
それで実際以上のサイズや太さの違いになって見えるのです
盆栽の古さを見分けるのは
なんといっても第一に木肌です
そして根張りや小枝の完成度も重要な要素です
といっても初めから古い木はありませんね
2の長寿梅のように若いうちに骨格を作り
適切な培養を重ねて古さを表現するように辛抱強くがんばりましょう
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