2003年10月10日金曜日

姫りんご



同業者の棚にあったこの姫りんごを一目で気に入りました
木肌は古く、足元、幹模様、枝ぶりとも盆栽として十分に満足できる完成度です

ここでプロっぽく盆栽屋流にほめてみます
「らしさ」を持ち合わせていて、,姿はピリッと「焦点」があっていて「構え」がいい
おまけに「古い」

もっと短く言うと「ピリッとらしくって、構えがよくって、古い姫りんご、小愛嬌もいいですよ」
となる
これだけで通じるんです

この言葉の意味を、みなさんわかりますか?
かいつまんでご「翻訳」しておきます

「らしさ」とは盆栽らしい定石にかなっているという意味

「焦点」とは写真と同じく、ピントのこと
ピンぼけの写真のように姿のはっきりしない盆栽は感動がないですね

「構え」とはポーズがいいこと、絵になっていること
モデルがポスター用の写真を撮影するときのポーズを思い出してください
決まっていますね

以上プロっぽく姫りんごをほめてみました
それに加えて姫りんごの樹種から受ける印象
そうです、「愛嬌」、これも大切な要素です

「古さ」、これはわかりますね

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