今日のご紹介は、そのズミの樹高15cmくらいの太くて短い迫力満点の小品で、将来有望なシロモノです。クロちゃんに買っていただいて既に3~4年経ったでしょうが、この1~2年で培養の成果が顕著になってきたのが見てとれます。
ふといボディーと地づらぎりぎりから出た力強い差し枝に特徴があります。クロちゃんの前の持ち主は私で、3年くらい持っていたでしょうか。私のころには木の正面が反対、つまり今の正面は裏側だったのですが、クロちゃんは当初から裏表を交代するつもりだったようです。
作柄ものって順調に太っています。とくに頭の部分の充実ぶりが目立っています。木の表裏を変更したのでために、クロちゃんの第一の課題は芯の部分を作り込むことだったのです。
さて、ご覧のように枝先のゴツゴツ感がズミの魅力であり、同じ仲間のリンゴやカイドウなどの園芸品種のスマートさとは一味違野生的ですね。
以前は正面だった現在の裏面。
こんなに太くとも無理な切り傷はないのがうれしいですね。ボディーと主要枝の基本は出来上がっているので、あと3年くらい小枝作りに専念すれば、かなりの出世が期待できます。
クロちゃんがんばれ!ズミくんがんばれ!
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