盆栽はそでぞれに固有の生い立ちを持っています
山採り、実生、取り木、挿し木、根伏せなど、盆栽の生まれるきっかけはたくさんあります
それではポイントを追って推理してみましょう
山もみじですから、実生苗が原点であることは容易に考えられますね
ところが山もみじの性質からして、実生苗のままでは株立ち状にはなりません
途中で取り木をしたか、実生苗を寄せたものがくっついて根が発達したものか、そのどちらかでしょう
取り木でも寄せ植えでも、持込が古くなると、このように根が発達して盤状になります
さて識別の決め手はどこに目をつけたらいいのでしょう
山もみじは、風の運んでくる花粉による自然交配です、同じ木の種子でもその性質は微妙に違っていますから
三本の幹の、冬芽と枝先と枝全体の性質をよく観察すれば推測できます
最も正確なのは葉のあるときです
葉の色、大きさ、伸び方などがそれぞれに異なるからです
画像ではむりですが実物を観察した結果、冬芽と枝先と枝全体の性質がかなり似かよっています
私は取り木派です
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