春に種子を蒔き、4月の末から5月にかけて実生挿し木をしたけやき
挿し木から10日ほどかけて外気にならし、その後は他の盆栽と同じ棚の上で管理してきました
実生挿し木の様子 5/12 5/18
けやきの実生苗にとって、生まれたばかりでその身をわずか1㎝ほどから下の根をチョン切られれば
いくら再生能力が高い植物であっても、かなりの負担には違いありません
しかし、ほとんどは頑張って自らの力で切り口付近から根を分化させて必死に生き延び
この灼熱の夏を驚異的な生命力で耐えています
まだ十字葉から先に2芽が伸びていないものもありますし
1芽だけしか出ていないもの、3芽もあってそれが順調に伸びているものなど様々です
ここでは、十字葉の先に2芽をつけて、それらが5~6節伸びているものをあげ
これからの本格盆栽へのトレーニングをご紹介します
当歳苗とはいえ、すでに箒立ちの大木の片鱗を感じさせてくれます
中には大いなる素質をもった有望株もありますよ
1号苗 8/24撮影
この段階で、まだ十字葉もついています
5~6節伸びていますが、枝分かれの角度が開きすぎていますね
8/24撮影
2節残して先端を切ります
十字葉は残します
8/24撮影
両方の枝を指先で摘んで枝分かれの角度を矯正します
これでかなりの効果があります
8/24撮影
ご覧のの通りです!
繰り返しこの方法で矯正してやりましょう
2号苗 8/24撮影
十字葉も健在で、6~7節伸びています
8/24撮影
3~4節残して切ります
枝分かれの左右の角度がやや異なります
8/24撮影
やはり指先でつまんで矯正します
8/24撮影
いい角度におさまりましたね
3号苗 8/24撮影
十字葉が2枚だけ健在
長さは異なりますが、両枝ともよく伸びています
8/24撮影
太さは異なりますが、枝分かれの角度はグーですね
どちらも3~4節残して同じ長さに切りそろえます
4号苗 8/24撮影
十字葉が2枚だけ健在
長さは異なりますが、両枝ともよく伸びています
8/24撮影
これも太さは異なりますが、枝分かれの角度はグーですね
どちらも3節残して同じ長さに切りそろえます
5号苗 8/24撮影
十字葉は2枚だけ健在
左右の枝が均等の力で伸び始めています
8/24撮影
先端の芽が伸びかかっている状態なので
あと一週間くらい先になって先端を摘むことにしました
★ 以上の作業を9月中旬ごろまでに行ないます
また、作業が終了したら、初めての施肥を行ないます(油粕少々)
つづく
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