2006年10月16日月曜日

思い出の銘鉢(10):稚松愛草 高取釉切立長方

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


間口5.7×奥行4.9×高さ1.9cm

愛草の珍しい高取釉
たっぷりと施された釉薬が登り窯の高温の炎によりよく溶け魅惑的な色調を呈しています


縁の上場、胴の上部、同じく下部と高取釉の濃淡の魅力が溢れています


愛草作品によく見られる、足部分に釉薬のくっつきが見られますが
この鉢の評価にはほとんど影響はありません


鉢裏の様子
このように鉢底まで釉薬の施されたものを「総釉・そうぐすり」と呼びます

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