2006年10月16日月曜日

思い出の銘鉢(17):宮崎一石 赤絵山水図切立正方

盆栽屋.comの「思い出の名鉢」シリーズ(お客様にご購入頂きましたが)思い出深い名鉢をみんさまの鑑賞用に復刻致しました。また、この場をお借りして愛蔵者の方々に感謝申し上げます。どうぞ小鉢の勉強にお役立て下さい。


間5.3×奥行5.3×高さ5.2cm

峻険な深山から水辺まで
壮大なスケールの景観をわずか5cm四方のミニ鉢に描き切った、一石全盛期の究極の赤絵名作

大胆で斬新な構図と微細な筆のタッチは、ここに特に際立って冴えわたり
緊張感のみなぎる画面を見つめてるとき、改めて一石の高度な技巧に感動させられます

一石作品群の中において間違いなく赤絵名品に属する質の高い仕上がり
無傷完品

平凡社「まめぼん」より

なお、この一石赤絵鉢は最近「平凡社」より発行された上記表紙「まめぼん」(定価¥1.600)の
「まめ鉢名品コレクション」において宮崎一石の代表作として掲載されました

平凡社「まめぼん」より


微細で緊張感のみなぎる線と巧みな陰影によって描かれた峻険な山や岩
余白のとりかたも一石独特の鋭い感性が冴えています


拡大図
画面の隅々まで神経が行き届いています


対照的に牧歌的な雰囲気を漂わせる画面


水辺の景色
岩頭に鼎立する松の描写はあまりにもみごと
岩の描き方もじつに巧みです


拡大図


一変して高士が登場する静かな画面
画面右半分にたっぷりと余白を取った構図が余韻を感じさせます


拡大図


鉢底の様子と落款
「阿びこ山・一石作」

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