ニュー(割れ傷)やホツ(欠け傷)は比較的発見しやすいのですが
意外に見落とすのが足の損傷です
愛好家放出の約300点のなかでも目立つ存在だった佐野大助の逸品
足に古傷がありました、残念無念!
縁に緑の釉薬を施し、葡萄の葉とつると実の色との細部まで色彩にこだわっています
おまけに窯変により飴色の釉薬が程よく流れてきれいです
圧巻は赤色の発色
これにより一層の華やかさが一層引き立ち、みごとなハーモニーをかもし出しています
というところで、よくよく見たら、向かって左の足に接着剤でくっつけた痕跡を発見!
あれれれれッ!
みなさん見えますか?
足とボディーの間に灰色の異物がありますね、これが接着剤です
この角度でも見えますね
後ろ正面は何事もなし
左奥の足の元を右のと見比べてください
一度外れたんですね
このように「付け足」は強い衝撃でボッコリそのまま外れちゃうことがあるんです
ボンドで修理すると気がつかないことがよくあります
外側からの方が目立たないかな
もっと上手に修理してあると、まったく気がつかないこともあります
いすれにしても、見落としがちな傷、購入の際は気をつけましょう
実物の方が見落としがちです
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