秀逸な鉢映りの寒ぐみを手に入れたのでご披露しましょう
ちょうど見ごろの寒ぐみの実つきの様子、鉢は彦山人作
彦山人といえば山水画が得意なはずだと思う方もいらっしゃるでしょう
私も、彼のこのようなあでやかな色彩を施した作品に会うのは初めてですが
遠慮なく言わせてもらえば、山水画作品よりも評価出来る気がします
彼は私の住む松戸市の隣の市川市に住んでいるらしく、訪ねれば車で30分以内でしょうから
機会があれば訪ねて、このような作品を多く作ることを勧めたいですね
もっとも、作家という立場上、盆栽商人の助言には素直に耳を貸さないことが多いので
彦山人といえども、おそらく、私の勧めは聞いても聞かないふりをするでしょう
それはともかく、この寒ぐみは女性愛好家が持っていたものと聞いていますが
やはり、女性らしいお洒落な感覚の鉢選びです
どちらかというと渋い趣を持った樹種の寒ぐみですし
実つきの時期が比較的短いので、男性愛好家は木姿本位の鉢を選びがちです
つまり渋い樹種には渋い雰囲気の鉢
焼締めの南蛮風などをつい選んでしまうのです
ところが、この場合は、この樹種が一年で一番輝くときに標準をあわせました
みごとな一発勝負が功を奏し、実と鉢の色彩がお互いを引き立てあって秀逸です
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