2004年9月20日月曜日

日本小品盆栽協会東京支部展より(PART2)

この会の歴代のリーダーたちは、小品盆栽史上で語られる錚々たるメンバーばかり
杉本佐七、中村是好、明官俊彦、佐野大助・・・・・

すごい人たちがいたもんです
その先人たちの指導がいまでも伝統として会員に染みとおっているのでしょう

飾りの基本はじつにしっかりしています


上方から見た3点は、それぞれ不等辺三角形の頂点の位置に据えられています
あっさりした飾りですが、これが飾りの基本です

左の草と右のもみじの位置が少しずれていますね
飾りの遠近感と変化を出すためにぜひ覚えておいてください




ゆっすらした模様の自然体の模様木
持ち込みが古く申し分ない風情があります

翁の添配(てんぱい)も、大きさ、情景、季節感からいってぴったり
巧みな飾り付けです

辛口で付け加えると
楓が柔らか味のある鉢に入れたかったですね
それと、双方とも同じタイプの自然木の地板を使用しています
同一の感じのする道具は、隣通しでは使わないようにしましょう


真弓

やや色づいた真弓の風情
秋の展示にはなくてはならない、そして大活躍の実もの盆栽

鉢は柴崎青閑のようです

懸崖の模様も古さもいい趣をもっています
タイムリー!

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