2019年1月22日火曜日

鉢持込みの効用(舞姫もみじ)

化粧鉢に入れて1年と、倍の2年経過した舞姫の超ミニを比較してみて、盆栽と云う角度からみてどのくらいの成長があったのか、じっくりと観察してみました。

a君 樹高4.0cm(化粧鉢に移して1年経過)

b君 樹高8.5cm(化粧鉢に移して2年経過)

並べて比較してみる

① a君の方が、冬芽を含めた小枝の先端が、やや強い感じがする。
② と云うことは、b君の方が細く柔らかい枝先といえる。
③ a君の枝は直線的で、上向きの小枝などが未整理でまろやかさが足りない。
④ 比べて、b君の小枝にはゴツイ箇所がなく円熟味が感じられる。
⑤ a君の木姿の特徴は、キリッとしまった緊張感と奇抜さだ。
⑥ 対照的にb君の木姿は、柔らかく風になびくような優美さが特徴だ。

みなさんは両者を比べて、どのような成長の相違を感じられましたか?いずれにしても1年でやるべきことはの2年かける。歳月は裏切りません。あとになって振り返ってみると、我慢と辛抱をした人には必ずなにがしかのご褒美を与えてくれるものです。
両方の姿をじっくりと観察して、たった1年間であっても鉢持込みによる風合いの変化と成長が可能であることを感じ取っていただければ幸いです。そこに盆栽趣味の深さと奥行きがあると思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿