5月の半ばに頒布コナーに掲載した4鉢の中の1鉢
仕入れの段階ではまだビニールハウスに入っていました
そのためお買い上げいただいた2鉢も
外気に慣れて培養が軌道にのるまでお預かりしてからお送りした次第です
ところが、仕入れした段階ではいちばん芽先が進んでいたこの鉢が
どんどん他の鉢に抜かれてしまい、とうとう↓のような始末になってしまったのです
まことにお恥ずかしい!
こうなるまでには、針金のせいかな?
とも思って針金を外したりもしたんですが、衰弱の症状はいっこうに改善されません
とうとう利き枝は完全に枯れ上がり、アウト
ご覧のように初めから伸びかかっていた頂上の芽も、止まったままいっこうに動こうとしません
他の小枝の先も動く気配はまったくありません
まいった!
参考のために、残されたもう1鉢はご覧の通り元気はつらつ
なかの一芽はすでに10cm以上徒長していますが、根作りのためにさらに伸ばしており、余裕しゃくしゃくです
このまんまじゃいずれオダブツだな、と半ば諦めていました
そんなわけで、今年は梅雨明け宣言のあとも雨が多くスッキリしない天気が続いているので
南側の小屋への出し入れが面倒になって、一週間ほど前から日当たりが少々落ちるけどビニールハウス内に置いておきました
水やりのたびにそれとなく注意はしていたんですが
正直その心は、「元気になってくれよ」というよりも、「いつ枯れちゃうのかな?」の感じでした
ところが1週間経っても残された芽先の葉は黄ばんでは来ず、反対に心なしか青味が深まった感じさえしてきました
あれッ!? あれッ!? このきんず、調子が出てきたのかな、ハウスの環境が合っているのかな!?
これはひょっとすると、ひょっとするかも!
確信は持てないが、赤点の2箇所に新芽が吹いているようにも見える
そして風当たりの少ない湿度を保ったハウス内の環境が
瀕死のきんずのために集中治療室(ICU)の役目をしていることだけは確かなようです
私は直射日光に当てることに拘りすぎるあまり、風による乾燥が衰弱した盆栽の大敵であることを忘れていたようです
改めてそう反省させられいる今の私です
いずれにして遠からず結論は出るでしょうが
ともかく、「がんばれ、きんず! 」と念じながら、霧水に励む毎日です
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