前日の黒松と同時に手入れをした黒松もご紹介しましょう
二年前に、幹模様と枝順のよさにほれ込んで手に入れた黒松
樹高は12.5~13cm以内でゆっくり出来上がる、ピッタンコ、現在の人気サイズです
二年前に春の葉透かし作業後の画像
模様に間の抜けた緩みがないですね
それに、曲の外側に理想的な枝配りもばっちりです
模様をつけるための切り戻しの傷がまったくないのも
このサイズの黒松としては、ごくごく稀少だと自負しています
作業途中
一年目はほとんど夏の芽摘みをせず、もっぱら樹勢をつけることに専念
二年目の今年は春に植替え、7月10日以後に芽摘み(短葉法)しました
但し、強い芽だけにして、普通以下の勢いの芽は切らず(葉が伸びている部分が芽摘みをしなかった箇所)
注意点:芽摘みはすべての芽を切るのではなく
各芽の勢いをみながら、強い芽は摘み、弱い芽は切らない、という思い切った調整が必須
↑の二年前の姿と見比べてください、葉数もふえて貫禄がでてきましたね
先日親しい友人がこの黒松を見て、太ったね、とびっくりしていました
写真で見ると目立たないのですが、実物を手にとってみると成長がよくわかるんです
きっと来年以降は、さらに加速度がついて旺盛な生育をみせてくれるでしょう
要点:盆栽の太りは芽数と葉数の多さに比例します
太らせたい木は多めに、反対に太らせたくないものは少なく、芽と葉の数を調整するように
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