2007年11月27日火曜日

山もみじ切り込みポイント

改作を考えている盆栽人が待ち焦がれるのは、落葉の季節
雑木類は紅葉のあと葉を落としますが、この時期が休眠期です

固体によってややズレがありますが
紅葉から落葉、それから後の一ヶ月間くらいが本当の休眠期なのです

年が改まるころになると、雑木類たちの根はそろそろ活動を始め
枝を切ると切り口から樹液が滲み出てきますね

樹液は人間の血液と同じ
出血多量になると衰弱しますから気をつけましょう

で、雑木の剪定は落葉期(休眠期)に行うのがいい
ただし、大きな切り口を作るような大改作は、春先に植替えと同時に行うのが正解です
(根が切られるため樹液が吹かない)


夏ごろから改作を計画していた山もみじ
足元のよさ、縦縞の入った木肌の美しさがとくに魅力

ボディーもしっかり、改作によってサイズの大幅な短縮が望め
枝順もしっかりと確保できそうです


葉を落とした状態
ずいぶんと無駄枝がついていますねー!

このようにいい素質を生かし切れずに
確たる目標も建てずに、ただ漫然と持ち込んでいた証拠、これはダメ

この段階で大雑把な計画を建て直しましょう
みなさんならどのようにしますか?


1 足元の根張りをもっとしっかり掃除します

2 一の枝の候補、長すぎるので切り詰めます

3 将来は不要になるかもしれない枝ですが、角度がいいので切らずにおきましょう

4 二の枝の候補、長すぎるので先端を切り詰めます

5 三の枝の候補、長すぎるので先端を切り詰めます

6 必要になるかもしれない枝ですが、強過ぎます
  短く切り詰め、現在枝元に吹いている芽を使い、同じ場所に枝を作りましょう

7 短く切り詰め、枝元に芽を出させるようにします

8 短く切り詰め、枝元に芽を出させるようにします


大雑把な切り込み終了の図
うまくいきました、将来は山もみじミニ逸品、間違いなし!

植替えを来年の早春に行います
また、切りっ放しで残した枝の切り口は、来年の入梅頃、枝元に吹く芽を確かめてから削り直します

おおよその樹冠部は見えていますが、芯はまだ決定していません
慌てずに来春の出芽を待ってから決めます

現在の樹高は8.5cm
完成予定の樹高も同じです


後ろ姿
背中に切り飛ばしの傷ができましたが、周囲に枝がありますから、一年間で簡単に肉巻き完了します

では、あなたもチャレンジ!

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