2006/01/03のつれづれ草「冬来りなば・・・」の項で、冬囲いのムロの中で
小品盆栽に混じって居候していた山もみじの双幹
あれから間もなく隣市の愛好家・Kさんに買っていただき
春の植替え、小枝の剪定、新芽摘み、葉透かしなど一年間の作業を終えました
それぞれの作業のは、要点をお教えしながら二人でやりましたが、Kさんは積極的にがんばって
ほとんどご自分でやったといっていいでしょう
当初、小品盆栽の愛好家・Kさんが「この山もみじを欲しい」とおっしゃったときには
内心、「持ちきれるかな?」と心配したのは事実でしたが
春の最初、剪定と植替え作業の途中で、それが私のまったくの杞憂であったことがわかりました
Kさんは小品愛好家らしい繊細さに加え、大胆な構想力も持ち合わせていたのです
水や肥料の毎日の管理も上々、一作でかなり樹格があがりました
昨年の暮れの画像です
ごゆっくりご覧下さい
この山もみじは若木から壮年期に差しかかった段階で、骨格はしっかりと出来上がっています
こんごは、細部の枝つきなどを調整しながらそろそろ古木感を目指すところです
Kさんは主幹の一の枝と子幹の利き枝の先端が上向きだったのを、一年間針金で下へ引っ張りました
そのため、力枝の先端が落ち着いて、古木らしい雰囲気が出てきました(これはKさんの構想でした・天晴れ)
芽摘み、葉透かし(葉刈りはしていない)の励行により、芽の先端が柔らかく密になり
フトコロ芽には勢いがでてきました
一年前より格段の向上
樹冠部付近はちょっと枝が多すぎるので、様子を見ながら数本抜いてあります(朱色の癒合剤が見えますね)
さらに、芯に軽く針金もかかっていますね、これらはKさんの仕事で、検証してもすべて正解でした
「冬来りなば・・・」で申し上げているように、私はこの山もみじは5年で国風展に入選できる、とみています
その意味からも、この一年間は順調な船出でした
Kさんはもう石灰硫黄合剤のお化粧と消毒、終わったかな?
この一年間もがんばってください
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