2007年1月5日金曜日

石灰硫黄合剤(雑木類の消毒兼お化粧)

1月中が石灰硫黄合剤(殺菌殺虫兼用)を施す適期

12月でもいいいけれど、早すぎると春までに効き目が薄れるし
2月中旬以後になると芽の動き出す樹種もあるからです

噴霧器や計量カップ、それに筆などを用意
他の消毒液とは異なり、晴天の日を選んで実行することをお勧めします

その理由は、施した後に早く乾くから


薬剤、噴霧器、計量カップ、筆、これに端の欠けた茶碗か小皿を用意します


噴霧器でまんべんなく幹を水で濡らす

この際に鉢土はなるべく濡らさないようにします
施した薬剤が根元を伝わって根に染み込まないため


水で2倍(原液も可)に薄めた薬剤を、濡れた幹の上部から順に塗ります
幹が濡れているため、薬剤は容易に伸びて塗りやすい

枝元の部分にも塗りますが
冬芽の部分は避ける


薬剤がまんべんなく行き渡るように裏面からも塗る


最後に根張りの部分を仕上げる
他の消毒薬と異なり、石灰硫黄合剤は染み込むと根を痛めるので要注意


塗り終わったら直射日光に当て、なるべく早く薬剤を乾かします
濡れていると、次の水やりの際に薬剤が流れて根を痛める恐れあり

以上、あなたも実行してください
消毒目的の方法は次の項で勉強します

注1)石灰硫黄合剤の希釈倍率

今日の勉強のように「消毒兼お化粧」の目的で、木肌に用いる場合は原液でも大丈夫
しかし、消毒の目的で葉を含めて頭から散布する場合は、30倍くらいが適当です


注2)幹に新しい切り傷がある場合は、傷口を癒合剤などでしっかりガードし
薬剤が染み込まないようにする

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