春先にいっせいに伸びだした雑木類の芽摘みが一段落したころですね
ところがここでやれやれと油断してはいけませんよ
5月末の葉刈りの前に「摘み残しの芽の整理」と「葉透かし」という作業を行いましょう
春一番の芽摘みはあらかた終わっている状態
しかし、多くの葉が繁ったこの時期になると、奥の方の芽などが判別しにくくなってきます
この楓は樹冠部を完成させるために、今年一年は頂上の芽を伸ばす必要があるので(下図参照)
まず、目的の芽を摘んでしまわないように、前もって掌握しておくこと
指で摘んだこの芽は、絶対に切ってはいけない芽
冬の姿
手探りで摘み残しの芽を探します
ありましたよ
既に爪の先では摘み切れませんから、ハサミを使って「一芽残し」で切り取ります
そのときに、強い芽の片方の葉を刈り取ります
これが「葉透かし」
勢いを制御する
内側の葉や芽に日と風通しを図るための作業です
もう一度おさらい
芽先を摘んで、片葉を刈る
全体の外側部分にざっと「摘み残しの芽の整理」と「葉透かし」を行いました
ずいぶん葉数がへりましたね
これによって、強すぎる芽は制御され、内側に日光や風も通るようになりました
葉刈にはまだ早過ぎますね
あと半月ほどして「葉が固まる」ころまで待ちましょう
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