2018年3月6日火曜日

山もみじ株立ち改作(案)

今日取り上げる山もみじ株立ちの成り立ちを推測してみると、幹の芯の左右に閂状態に枝がある下から取木をして、それらを左右の地面に伏せ、さらに上に立ち上がった幾本かの小枝を幹に見立て、芯の幹を中心に配して総合的に株立ち状態にまとめたものです。

ですから、一応株立ちと名乗っていますが、これからもっと足元の甲羅が発達すれば甲羅吹きともいえるでしょうし、左右の端から端までの脇根が発達すれば、根連なりとも表現できるでしょう。

株立ち、根連なり、筏吹き、甲羅吹きなどの樹形は、その樹の成り立ちや成長過程の違いによって、どのジャンルに入るのか明確に区別できない場合もあります。ゆえに私はそのあたりのジャンルにはあまりムキにならないようにしています。

まあ、樹形のことは今日の本題ではありませんからこのくらいにして、話題を進めましょう。私は現在このもみじの改作の方向性で悩んで(迷って)います。

持込の古い、そして特に葉性(はしょう)のいい優良種ですが、主幹が真ん中の位置にあるので、左右が同じバランスで変化がないですね。

左右の変化を求めてどちらかを詰めるとすれば、それは赤印のある左だと思います。

試しに左部分を消してみると、主幹は大きく左へ寄った形になりました。そして右の数本の子幹にグッと動きがでてきました。

このように試しに画像で検証してみると、この形が正解のように思えますね。明日あたりにもう一度実物を見て決断を下しましょう。





0 件のコメント:

コメントを投稿