過去の参照記事 2016/03/23 ←クリック
もう舞姫もみじの若い素材の数は十分に増えたし、これからは人差し指から親指くらいの太さの本格的模様木の素材作りを目標にしているので、今春の挿木は一時停止と思っていたのですが、何事も休むということは技術の停滞を招きます。言ってみると一流スポーツ選手なども、何度も同じことを繰り返して練習することによって、新しい発見や熟練に到達できるようなるのでしょう。
てなわけで今年も練習のつもりで、3月14日と15日に一尺のすり鉢型の仕立鉢6杯に目いっぱい挿木しましたが、活着率はめざましく上がったし、その後の培養法もうまくいっているので、張り合いがあります。過去の参照記事もご覧になってみなさんにも挿木をお勧めいたします。
我が家の挿木床は敷地の一番北側にある、あまり日当たりのよくない小さなビニールハウス。ここでポイントは、水のやり過ぎと消毒(殺虫剤ではなく殺菌剤)。挿木をしたときとその後の10日ほどの間の2回は必須。
今年は小粒の赤玉土単体でやりましたが、とのかく水はけをよくすることがポイントです。
用土の表面がさっぱりとしていますね。ここがポイントです。過水でつねに水分が多過ぎるとたちまち腐食菌が蔓延します。
中央の鉢の挿し穂はやや太めのものを用いました。この方が活着率がよければその方が後の生育もいいと思うので、試験的にやってみました。
そして最後のアドバイスは、挿木箱や鉢を地面よりなるべく高い所に置くこと。病原菌は地面にもぐっていますから、そこから遠い場所なら安全です。
そろそろ挿し穂の芽が動き出したものもあります。あと一週間を過ぎたころから少しずつ直射日光に当てようとお思います。
それでは!
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