2018年3月5日月曜日

冬芽の輝き

私はそれほどとは思っていないのですが、ほとんどの盆栽関係の方々は、この冬は寒かったとおっしゃる。このブログをお読みくださっているみなさんはどうだったのでしょうね?

なにはともあれ盆栽界では、国風展が終了するころになると新しい季節がやってきた感じがして、作業的にも植替えなどを意識するようになって、日一日と春の気分が濃くなってくるようです。

数日前に気がついたのですが、庭の冬囲いの中でも特別に風が当たらず日当たりのいい場所に置かれている紅千鳥の取木素材(樹高6.0cm)の冬芽が色づいて鮮やかさが増してきたようです。

冬のあいだ中、寒さや乾燥から芽を守るためにガッチリと自らをガードしてきた冬芽(ふゆめ・とうが)も、いい環境に馴染んでくると少しずつその堅いガードをゆるめてきます。

これから先の一ヶ月ほどは、一年中でも特別の季節です。たった数ミリほどのちいさな冬芽の色彩の変化にさえ心が動かされます。盆栽人はとってはとてもじっとしてはいられません!

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