前項でお話したように左の枝というか寝かせた幹は切るつもりでいました。そこで、切る前にまずやることは植替えだと思って、上から3枚目の画像のように切立ちのオカメ小判を用意しました。
そして、根捌きをしたもみじとその鉢との相性を試しているうちに、株立ちの足元あたりの発達具合がいやに逞しくて魅力的に感じられるようになり、だんだんと切るのが惜しくなってきてしまったのです。
後姿
この画像が植替えのために根捌きを終えたところです。この時点で左の枝を切るつもりであったのが、だんだんと構想が違ってきてしまったのです。
具体的に言いますと、この株立ちはこちらのような大き目の鉢の方が映りがよく、木の迫力を導き出してくれるような感じがするようです。そして、足元付近もこころなしか迫力が増す印象です。
というわけで熟慮の結果、今回は切らずに今までと同じようなイメージで植えつけました。ただ心持ち高植えにしたので、地際に寝ていた幹は今までより露出しました。これで根連なりとか筏吹きとかの樹形のイメージはまったくしなくなりましたね。
左右に伸びた幹は今まで以上に、木の動きや表情を演出する役目が強くなった感じです。
後姿です。
後姿の拡大ズです。
そんなわけで、自身もまだきちっとした構想は固まってはいないので、このままもうしばらく木の充実を見てみたいと思っています。足元と左右の子幹の成長が全体のイメージに変化をもたらしてくれるような予想と期待を感じています。
では。
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