2002年11月19日火曜日

4幹から3幹へ

楓の4幹です
株立ちの場合、幹の数は奇数本にするという原則は知っていますね
6本以上になると、それほど気にすなくてもいいと思います
一目で6本とか8本とかは、わかりませんね

ですが、この木のように4本はまずいですね
数えなくとも一目でわかっちゃいますから




この楓は、小さくつめて持ち込んだ古い木です
取り木仕立てです
主幹と副幹がうまく寄り添っています
両脇のハネダシも動きを出しています
しかし、惜しいかな4幹です

3幹にするには引き算で1本切ればいいことですが
どの幹を抜いたらいいかわかりません

両脇のハネダシのどちらかをきることにします
どちらにしようか迷うところです

そんなときには、ティッシュ作戦敢行です!


まず左側のハネダシをティッシュで隠してみました
ずいぶんイメージが変るものです
これは正解ではなさそう
みなさんもそう思うでしょ?


次に、右の幹を隠してみます
どーです、みなさん、これが正解ですね

右のハネダシに代わって、主幹の一の枝が右への流れのバランスをとっています
あとは主幹の丈をやあy伸ばしてやるだけです


ハネダシの切り取り


えぐるように切る


傷口にはカットパスター(癒合剤)を忘れずに
このくらいならひと夏でふさがります

時期的にも
もみじや楓の完全休眠期、10月下旬から11月下旬は適期です

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