2008年1月14日月曜日

真柏のお化粧(石灰硫黄合剤)

真柏や杜松のジンやサバに、腐り予防と化粧を兼ねて石化硫黄合剤を塗ります
成分の硫黄が腐りとめになるそうで、その昔は白粉(含まれる鉛がその役目をした)を塗ったそうです


石灰硫黄合剤を塗る前に、幹洗いをていねいに


ブラシや水圧ポンプでこびりついた汚れや苔を掃除します


ここでちょっとした裏技があるんですよ

石灰硫黄合剤の原液に、少々の白の水彩絵の具を混ぜるんです
原液だけだと、乾いた後で黄色っぽくてギラギラくどさが気になるんですね

水彩絵の具を混ぜるときれいな白色に上がります
どうぞお試し下さい


あまりいっぺんに液をタップリつけないで
ていねいに、ていねいに

注意点

1 水吸いの部分にはみ出さないように
  冬季なら害はありませんが、見た目がよくないですね

2 葉に液体がかからないように
  これは害有りですよ

3 鉢土に染み込ませないように
  根がヤケてしまい、大いに害有り


きれいになりましたね

お化粧完了後には日に当ててよく乾燥させましょう
乾燥前に水をやると流れてしまいます


拡大図

なお、雑木類の幹肌の化粧には水彩絵の具を混ぜてはいけませんよ

なぜって?

雑木類の表皮は生きているんです
おわかりですね

2008年1月6日日曜日

山ずみの魅力

ふつう盆栽界で、「ずみ」といえば山取りの黄色い実成りの「山ずみ」のことをさし
おなじ仲間の紅い実のかいどうは「深山かいどう」と呼び、きっちり区別しています

「深山かいどう」はもちろん「ずみ」にも改良園芸種がありますが
「ずみ」に限って盆栽人にはかなりのこだわりがあって、山取りものをわざわざ「山ずみ」とていねいな呼び方をします

このことは「山ずみ」の盆栽としての優れた特性が抜群であり
好素材が稀少である証拠なのです

さて、その山ずみの優れた特性を

1 鮮やかでありながらも通人好みの渋さも兼ね備えた小さい実成り
2 細かく分岐する優れた枝打ち
3 持込の古さととも寂びた野趣を感じさせてくれる木肌の荒れ
4 古木となっても元気で盆養に耐える強壮な樹勢
5 取り木や挿木、接木で多様な繁殖法

といいことばっかり並べましたが
たった一つだけ、なかなか実が成りにくいという、盆栽人によく知られた短所もあるんですね

この山ずみの実成りについては、おもしろい話がいっぱいありますよ

実を成らそう成らそうと何年も我慢辛抱したが成らないので、とうとう諦めて友人に譲ってしまったら
なんと翌年にはみごとに実が成って、じたんだふんで悔しがったがもう遅かった

私だって数年前に、同業者が長いこと丹精してがとうとう実がこない古い山ずみを2鉢買って(もちろんしっかり値切って)
1鉢は翌年、もう1鉢は翌々年と連続で実が成ったことがありました(大いに得した気分になる)

ですから、山ずみは実が成りにくいという先入感に支配されずに
「いいや、実が成るまでゆっくりと木作りしていれば、忘れたころに成るだろう」とゆっくり構える気持ちが大切です

山ずみには雌木雄木の区別はなく、いちど成ればその後は毎年花芽をつけるようになりますから
その点は枝性のいい野梅と同じなんです

盆栽は、根気、根気!!



愛好家さんが山取りの山ずみを取り木した好素材、完成予想サイズは樹高7.0cm

1 取り木予定の箇所をあらかじめ針金で1~2年間結束しておく
2 枝葉で作られた養分が針金でせきとめられて膨らんだ部分に環状剥皮の取り木をかける
3 さらに1~2年かけて親木から切り離す



赤点は将来の芯で、白点が枝の候補

萌芽力の強い山ずみにはあちらこちらに芽当りが見られるので、枝配りには不自由しませんし
枝の欲しいところ(青点)には呼び接ぎも容易です



枝配りの基本予定図

一度実がなっているので、ゆうゆうと木作り枝作りができますね
枝を作っている間に、根もしっかりと発達させて一歩一歩根気よく完成をめざします

2008年1月4日金曜日

紅千鳥改作計画・ミニ盆栽時代に挑む

小品盆栽の人気が高く、サイズもどんどん短縮されてくるいまや10cmクラス(仮にミニと呼びます)と以下のサイズ(同じく超ミニと呼びます)は,ますます隆盛の感があります

その人気の理由を、マンションに住む人が増えたとか、盆栽人口の平均年齢が上がって
大きな鉢は重たくって扱いにくくなったから、という専門業者が多いですね

しかし私は、盆栽に拘る者として
近年における「ミニ盆栽界の技術の発達」という視点を忘れてはならないと思っています

昭和30年代の後半から40年代に興った盆栽大衆化時代のミニ盆栽界にも
幾多の名人上手が活躍していたし、名品もあったことは事実です

しかし、この20年ばかりのミニ盆栽界における技術の発達は眼を見張るものがあり
それは、当時と現代の作品とを写真帖で見比べてみれば納得していただけると思います(次の機会に)

一言でいうと、昔は、小さな鉢に植えられた小さな盆栽の
精一杯に生きる健気なさや愛らしさを表現するのが精一杯だったようです

ところが、培養技術も整形技術も格段に発達した現代ミニ盆栽では
大物盆栽に負けない、堂々たる力に満ちた模様木の姿も可能になりました

ということで、今年も優れたミニの素材を探しまくり
みなさんにご紹介するとともに、その改作に邁進したいと思っています


さて、今日ご紹介するのは、先日に頒布コーナーでご紹介した紅千鳥の素材

最初に出会ってから約半年間、値段の折り合いがつかなかったんですよ
その間、持ち主と出会うたびに辛抱強く値切りました

いいですか、相手を怒らせないように、紅千鳥の素質を素直に認めながら
その上で、妥当な値段(こちらの希望値段)にまけてくれ!
としつこく交渉し続けたんです(笑)


足元の拡大図、足元の幹径は6.0cmです
丸幹で傷っけがなく模様を振りながらコケているのが嬉しいですね

この立派なボディーをうまく使えば
堂々たる模様木になりそうです


白線から上はコケ順もなく模様も甘くなって平凡ですね
白線で切り戻してコケ順とボディーになじんだ模様をつけることにします

赤点は、芽の出る可能性、また芽の欲しい箇所
希望の箇所に芽が出ないときには呼び接ぎにより枝を作ります

芯を立てる予定の箇所に芽が出ないときは、呼び接ぎをしてから切ることもあり得ます


完成予想図、予定樹高は約9.0cm

現在ある枝で使えるのは1本だけでしょう
あとの枝は、胴吹き芽か呼び接ぎで作ることになります

ミニ盆栽において枝順は、一、二、三の枝までが特に重要なので
しっかりとその位置を決めるようにします

それと、せっかく短く切り戻した芯は間延びのした模様にならないよう、しっかりと模様をつけます
芯の作りようでは、全体の構図に緊張感を欠くことになりますから要注意

基本の骨組みを作るのに3年
そんなつもりで辛抱強く作りこんでください

2007年12月31日月曜日

今年もきょう一日
一年間を思い出すと、平凡なようでけっこういろんなことがありました

そんな中でも、盆栽人にとって一番印象に残るのは
やっぱり、今年の猛暑とそれに続く長い過酷な残暑でした

ともかく凄かったとしか言いようがないほどで
あれを境に、地球温暖化の問題も現実味をもってわれわれの頭にも染みこんできました

私自身も、夏の培養に対する考え方と姿勢を改めざるを得ないほどで
機会があるごとに、友人からの情報交換に努め、早くも来年以降の夏対策を練っています

もう日本の夏は亜熱帯だ!
その覚悟を肝に銘じていきます

ところで、今年もいろいろお世話になりました
来年もよろしくお願いいたします



この暮れの最後の仕入れで巡り会った楓の株立ち
私の親しい友人が愛好家からわけていただいたもです

盆栽との巡り会いはなんといっても、タイミング
暮れの車の渋滞を億劫がらずに出かけた、お天道様からの私へのご褒美でした

みなさんと一緒に長所欠点をゆっくりと観察して、来春以降の培養計画を立ててみましょう
樹高は12.5cmで左右の幅は23cm

持込の古さが抜群で、八方に広がった盤状の座がとてもきれい
わらかい幹立ちのバランスもよく、全体の姿は優美という表現がぴったりです

聞いてみると、今までの持ち主は10cm以下が主力の愛好家なので
ちょっと大きくしてしまったために手放したそうです

私が見てもこの楓は、1~2年の間に摘み込みがちょっと足りなかったかな
骨組みには影響なくとも、枝先にわずかながらも伸びすぎの印象がありますね

おそらくこの楓の全盛期には、一流展示会(国風展や雅風展)に出品可能な姿であったでしょう
たった1~2年の油断や手抜きであっても、繊細さが持ち味の雑木類にはかなりのダメージとなります



座元の拡大図

緩やかに裾野を描いて広がる曲線がきれいですね
各枝の別れ具合にも統一感が感じられます

カットパスターを塗った部分は不要枝を外した痕ですが
このくらいの大きさなら一年ちょっとでふさがりますから、気にはなりません



後ろ姿には、正面よりも動きと変化が感じられます
名木に裏表なし、と古人が言っています、まさにその通り



後ろから見た座元にも動きがあって、文句なし

以上のように、根張り幹立ちなどの骨格は申し分ありません
雑木らしいやわらかさと優美さを具えた、かなりの優れものです



それでは、主幹の樹冠部付近をよく観察してみましょう

枝先の整理が十分でなく、少々荒れていますね
小枝同士が絡んだり、場所により粗密があったり

むーん、何かが原因で、ちょっと手が抜けたんですね
これほどの繊細な骨組みをもった雑木は1~2年手を抜くと、その結果はすぐに表われてしまいますね



正面へ向かって左側の枝先です

ちょっと伸びすぎてはいますが、まあまあに揃っています
小枝の密度が平均しています

最低限、これくらいでなくてはいけませんね



向かって右側の枝先です

強すぎる枝先があって、それが目立ちます
他の小枝の密度も足りません

雑木の手入れの基本は
1 芽摘み
2 葉透かし
3 (場合によって)葉刈り

でしたね



今後の方針

1 来春に植替え(現在の仕立て鉢使用)
2 来春に芽当りを確かめながら、追い込みの剪定
3 春から入梅にかけ、芽摘みと葉透かしを励行
4 樹勢を考慮しながら葉刈り

この作業の繰り返します

数年計画で白線の辺りまで追い込みます
予定樹高は11cm

水やりに気を使い、肥料は秋に少々、そのような管理になるでしょう
もちろん、夏の異常な暑さ対策た最大の課題になることは、間違いなしです

復活とさらなる前進をかけて、がんばりまーす!!

それではみなさん、よいお年をお迎えください

2007年12月24日月曜日

究極の針金かけ


樹高8.5×左右12.5cm

足元に器用な模様のある黒松、一枝と二枝も低い位置にあって腰の据わった姿が魅力

そのせっかくの足元の模様を幹の途中でダラケさせては、平凡な模様木になってしまいますから
頭をつぶすつもりで、コケ順に従って下から芯までしっかりときつい模様をつけます

しかし、足元から葉先までのサイズはわずかに8.5cm
この短い距離にしっかりと針金を巻いてきつい模様をつけるには、それなりの覚悟と技術が必要になります


ご覧ください

ニの枝の上、幹のコケたあたりから上に太めの針金がしっかりと巻かれていますね
針金と針金の間隔をせまく、きつめに巻くのがコツ

しかし、これが難しいのだ!



樹高11×左右14cm

次の教材は、立ち姿が雄々しくスケールの大きな構図が頼もしい黒松ミニ
何より足元の力と立ち上がりの一曲が利いていますね


足元から芯までの模様に統一感を出すために、ニ枝にかけた太い針金を芯まで巻き上げ曲をつけます


よくご覧下さい
針金と針金の間隔をせまく、きつめに巻いていますね

頭の部分は、1~2年後にもう一度前向きにつぶし、完成予定樹高の10cmまで短縮する予定
今年はここまでが限界のようです

ところで復習の項をご覧になりましか?
用いるのはヤットコですよ、ペンチでは先が大きすぎますしニッパでは力が入りません、柄の長いヤットコです

では

2007年12月22日土曜日

けやき実生二年生・ほうき作りの必殺技

前項で不要枝の整理についてお話しました
今日は、それと前後して行うほうき作りの必殺技をご紹介しましょう


枝抜きの要点は

1 放射状に伸びた枝を良とし、その流れを極端に乱す枝は不要枝とします
2 枝の芯からの別れの角度が大きいのも不要枝
3 不要枝を外すにはハサミを使わず、指先でむしり取るような感じで慎重に作業する

でしたね

その枝抜きの作業は、この必殺技の前でも後でも大丈夫
用意するのは0.8ミリのニューム線だけ


まず最初の枝分かれを締めます

この必殺技の目的は

1 枝分かれを鋭角になるように
2 両脇の垂れ下がった枝を上向きに
3 曲がった枝を真っ直ぐに

などなど、要するに、すべての枝が美しく放射状に天に向かって伸びるように導いてやることです
枝に柔軟性がある二年生のころにしっかりとほうき作りの基礎作りをします


枝の上部を掌で握ってまとまるように癖をつけます
この場合、掌を上下にしごいてはいけません(冬芽を擦り落とさないように)


0.8ミリのアルミ線でらせん状に縛り上げていきます
注意点:太いアルミ線だと枝を痛めるし、これ以上細い線だと木肌に食い込んでしまいます


はみ出す小枝のないようにぐるぐると巻き上げていきます


最上部まで巻き上げます
全体の曲がりを直して真っ直ぐにしましょう

最大の注意点:針金を巻く方向に全体がらせん状になりがちです
手早い作業ですべての枝が直立するように、あまり力を入れずに巻き上げるように


仕上がりました

以上に上げた注意点に気をつけながら実行してください

注意点

1 必ずムロに保護する
2 一ヶ月後に針金を外す
3 外した後で不要枝の整理をする(既に行ったものも再点検する)

追伸(縛る素材について)

今回はニューム線を用いましたが他にも、銅線、太めの木綿糸(タコ糸)など
身近にある材料を使ってください
要は、作業が容易でけやきに傷をつけなければいいのですから
ゴムひもなんかも使えそうですね

2007年12月12日水曜日

けやき実生二年生

異例な夏の暑さと過酷な残暑を生き抜いて、ご覧のように立派に成長しました

どうですか、みなさん
ずいぶん大人になったでしょ

立ち上がりの幹もかなり充実して太りましたし
梢の先端もずいぶん密になりましたね

二年生とは思えないほどに
けやきの大木の片鱗が感じられるようになりました

7月と12月の画像を比べてください
成長の軌跡がよくわかります

今年の芽摘みと葉透かしは、ゆうに10回を超え
水はもちろん肥料も切らすことなく与えました




2007/12の姿


2007/7の姿


さて、落葉後だって安閑としてはいられません
早くも来年以降の姿を睨んで、不要枝の整理をする時期です

枝抜きの要点

1 放射状に伸びた枝を良とし、その流れを極端に乱す枝は不要枝とします(右の矢印の枝)
2 枝の芯からの別れの角度が大きいのも不要枝(左の矢印の枝)
3 不要枝を外すにはハサミを使わず、指先でむしり取るような感じで慎重に作業する



現段階で不要枝とされる主な枝は上記の2本
それらを取り去った予想図です

2007年12月10日月曜日

山もみじ・使っちゃいけない枝

樹高6.0cmの山もみじ
土に隠れてよく見えないけれど、根張りは八方にあり
模様もよく、コケ順もよし、模様の外側に枝があって、端正な模様木に仕上がりそう


今年の春にじゃまな前枝を2本抜きました(傷口が完治している箇所)
模様の外側に一、二の枝が揃っています


芯の部分にあった芽を整理し、新しい芯を選びました
その下方に三の枝もとれました

同時に上部の前方にあった芽のかたまりをそっくり外したので、幹筋がきれいに通りましたね
さて、ここで大切なことです


一の枝の矢印と矢印の間に節がありませんね
つまりこれは、節間(せっかん)の伸びた「使っちゃいけない枝」なんです

初心者の方は、最初に伸びた枝を切るのが不安で、どうしても思い切ることができませんが
思い切らないと一生涯(おおげさ)後悔するのが、このように節間の伸びた枝なのです

節と節の間には芽が吹かないので、将来にわたって困ることになります
来春の芽出し時に、思い切って元の数ミリを残して切り取りましょう


枝作りの要点

1 わずかに残した枝元から伸びた芽の中で、中くらいの勢いで節間のつまった枝を選んで枝の芯とする
2 さらに、その枝の一節目から吹いた芽で枝分かれを作る
3 次ぎの枝の一節目から吹いた芽で、さらに枝分かれを作る

この繰り返しで枝の基本形を作っていきましょう

2007年12月9日日曜日

楓ミニ・樹形基本構想

おおよそ二年ほど前に、寸法(5cm)がいいのと葉性がいいのが気に入って求めた楓の取り木素材
ただ親木から切り離されて間もなく、根の状態は非常に頼りないものでした

もしかしたら育ちきれずに、途中で枯れちゃうかな
そんな恐れもあったので、頭の部分を根を充実させるために、わざと芽摘みはしないで伸ばしました

おかげで今年はご覧のように、芯がしっかりと伸び
鉢内にぐるぐると小根が廻っています

こうなれば樹形の基本構想を建てて切り込みにも耐えられる


正面らしき角度より
芯はしっかりと伸ばしました


幹筋と枝順から見て、この角度が正面らしい

慎重に前枝を2本を切る
さらに向かって左のニの枝の元の芽を整理(足元と幹筋の見通しがよくなる)

切り込みに際しての要点:剪定の当初は枝の細部にはあまり拘らす、要点だけを大雑把に


幹の左側からのぞいていた裏枝のゴツイ部分を整理
ここまでくると構図がよりはっきりと見えてきました


幹の右側からのぞいていた裏枝のゴツイ部分も整理
これにより幹筋と枝順がはっきりと見えてきました


来年は芯を作り込む段階です

芯の選定

1 徒長させて部分をすべて切り取って、芯は古い小枝を立て替える
2 小さい芽を芯にする
3 この部分は胴吹き芽が出やすい、来春に新しく吹いた芽を芯にする

さあ、あなたならどうする!

2007年12月8日土曜日

出猩々もみじ

鮮やかな春の芽出し、小さめで姿のよい葉、細い枝先、白く美しい木肌

おまけに取り木もしやすく、いいところだらけの出猩々もみじ

ところが、唯一ともいえる欠点は、枝の節間が伸びやすく
しまった枝をつくるのには、なかなかの辛抱がいることです


三年くらい前に取り木をかけた出猩々の株立ち、昨年の春にきれいに根を裁きました
小さめの仕立て鉢に入れたため、枝先の徒長もかなり落ち着きを見せ始め、節間のつまった小枝がふえてきました



要点:節間のつまったいい枝を作るには

1 節間が長く徒長しやすい枝は、元から切ることを繰り返す
  根気よく続けることにより、節間のつまったいい性質の枝が生えてくればそれを活用する
  (よりよい枝に切り替える勇気が大切)

2 鉢を小さめに、さらに春の肥料はやや控えめに


不要芽や不要枝を整理しました
株立ちの基本形がだけをしっかり掴んで、無駄枝に惑わされないように


節間のつまった短めの枝を残しました


後ろ姿
主幹の背中に若い徒長枝が走っていますが
この枝は来春に元の数ミリを残して切ります

その元に吹く芽の中で、いい性質の枝を活用するようにします