2007年12月10日月曜日

山もみじ・使っちゃいけない枝

樹高6.0cmの山もみじ
土に隠れてよく見えないけれど、根張りは八方にあり
模様もよく、コケ順もよし、模様の外側に枝があって、端正な模様木に仕上がりそう


今年の春にじゃまな前枝を2本抜きました(傷口が完治している箇所)
模様の外側に一、二の枝が揃っています


芯の部分にあった芽を整理し、新しい芯を選びました
その下方に三の枝もとれました

同時に上部の前方にあった芽のかたまりをそっくり外したので、幹筋がきれいに通りましたね
さて、ここで大切なことです


一の枝の矢印と矢印の間に節がありませんね
つまりこれは、節間(せっかん)の伸びた「使っちゃいけない枝」なんです

初心者の方は、最初に伸びた枝を切るのが不安で、どうしても思い切ることができませんが
思い切らないと一生涯(おおげさ)後悔するのが、このように節間の伸びた枝なのです

節と節の間には芽が吹かないので、将来にわたって困ることになります
来春の芽出し時に、思い切って元の数ミリを残して切り取りましょう


枝作りの要点

1 わずかに残した枝元から伸びた芽の中で、中くらいの勢いで節間のつまった枝を選んで枝の芯とする
2 さらに、その枝の一節目から吹いた芽で枝分かれを作る
3 次ぎの枝の一節目から吹いた芽で、さらに枝分かれを作る

この繰り返しで枝の基本形を作っていきましょう

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