樹高6.0cmの山もみじ
土に隠れてよく見えないけれど、根張りは八方にあり
模様もよく、コケ順もよし、模様の外側に枝があって、端正な模様木に仕上がりそう
今年の春にじゃまな前枝を2本抜きました(傷口が完治している箇所)
模様の外側に一、二の枝が揃っています
芯の部分にあった芽を整理し、新しい芯を選びました
その下方に三の枝もとれました
同時に上部の前方にあった芽のかたまりをそっくり外したので、幹筋がきれいに通りましたね
さて、ここで大切なことです
一の枝の矢印と矢印の間に節がありませんね
つまりこれは、節間(せっかん)の伸びた「使っちゃいけない枝」なんです
初心者の方は、最初に伸びた枝を切るのが不安で、どうしても思い切ることができませんが
思い切らないと一生涯(おおげさ)後悔するのが、このように節間の伸びた枝なのです
節と節の間には芽が吹かないので、将来にわたって困ることになります
来春の芽出し時に、思い切って元の数ミリを残して切り取りましょう
枝作りの要点
1 わずかに残した枝元から伸びた芽の中で、中くらいの勢いで節間のつまった枝を選んで枝の芯とする
2 さらに、その枝の一節目から吹いた芽で枝分かれを作る
3 次ぎの枝の一節目から吹いた芽で、さらに枝分かれを作る
この繰り返しで枝の基本形を作っていきましょう
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