今日は、それと前後して行うほうき作りの必殺技をご紹介しましょう
枝抜きの要点は
1 放射状に伸びた枝を良とし、その流れを極端に乱す枝は不要枝とします
2 枝の芯からの別れの角度が大きいのも不要枝
3 不要枝を外すにはハサミを使わず、指先でむしり取るような感じで慎重に作業する
でしたね
その枝抜きの作業は、この必殺技の前でも後でも大丈夫
用意するのは0.8ミリのニューム線だけ
まず最初の枝分かれを締めます
この必殺技の目的は
1 枝分かれを鋭角になるように
2 両脇の垂れ下がった枝を上向きに
3 曲がった枝を真っ直ぐに
などなど、要するに、すべての枝が美しく放射状に天に向かって伸びるように導いてやることです
枝に柔軟性がある二年生のころにしっかりとほうき作りの基礎作りをします
枝の上部を掌で握ってまとまるように癖をつけます
この場合、掌を上下にしごいてはいけません(冬芽を擦り落とさないように)
0.8ミリのアルミ線でらせん状に縛り上げていきます
注意点:太いアルミ線だと枝を痛めるし、これ以上細い線だと木肌に食い込んでしまいます
はみ出す小枝のないようにぐるぐると巻き上げていきます
最上部まで巻き上げます
全体の曲がりを直して真っ直ぐにしましょう
最大の注意点:針金を巻く方向に全体がらせん状になりがちです
手早い作業ですべての枝が直立するように、あまり力を入れずに巻き上げるように
仕上がりました
以上に上げた注意点に気をつけながら実行してください
注意点
1 必ずムロに保護する
2 一ヶ月後に針金を外す
3 外した後で不要枝の整理をする(既に行ったものも再点検する)
追伸(縛る素材について)
今回はニューム線を用いましたが他にも、銅線、太めの木綿糸(タコ糸)など
身近にある材料を使ってください
要は、作業が容易でけやきに傷をつけなければいいのですから
ゴムひもなんかも使えそうですね
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